こちらは『忍術バトルRPG シノビガミ』のリプレイ記事です。
プレイシナリオ:「刃魔正忍記 地の巻」 (『シノビガミ シナリオ集 正忍記・認』掲載、MASASHIGE氏執筆)
元は4人用シナリオの「刃魔正忍記」を、5人用シナリオに改変してプレイしています。
そのため、【使命】や【秘密】の文章、キャラクターや用語の設定などを一部、創作・変更して使用させていただいています。
(なお、シナリオ改変とは関係なく、GMが説明しやすいよう、多少表現を変えている部分もあります)
元シナリオ等、引用部分の著作権は著者、出版社・発売元に帰属します。
©冒険企画局 ©河嶋陶一朗 「忍術バトルRPG シノビガミ」
ネタバレにはくれぐれもお気をつけて!
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登場するPC
PC1 板鳥侑治(不知火)
・平和に暮らしていた学生忍者
・おそらく主人公
PC2 烏川流彦(私立御斎学園)
・PC1の命を狙う転校生
・おそらく裏主人公
PC3 高峰律(斜歯忍軍)
・PC1の幼馴染
・おそらくヒロイン
PC4 天草雷(鞍馬神流)
・PC1とPC3の先輩…だった
・サポートキャラに見せかけたメインキャラ
PC5 巳ィちゃん(隠忍の血統)
・PC2の従者
・マスコットを目指した妖魔の一部
final-Ⅰ ~戦況、激動~
クライマックスフェイズ
X-1.クライマックス開始
真夜中が過ぎる。
この数日間、両断戦争という死地にあって、忍び達の感覚は研ぎ澄まされた。
両断戦争が進行した今となっては、誰が何本の「十束剣」を所持しているのか、忍び達には手に取るように分かる。
GM:ここで、それぞれが持っている十束剣の本数を公開します。 GM:PC1板鳥2本、PC2烏川4本、PC3高峰1本、PC4天草1本、PC5みぃちゃん2本。 GM:そして、NPC側は、早乙女イツキ0本、獅童タケル1本、無道シュリ0本です。
板鳥侑治(PC1):2本「呪刀・遊雨慈」「宙刀・異月」
→生命力6点+頑健1点+十束剣2点=計9点
※メインフェイズ中に射撃戦ダメージ1
烏川流彦(PC2):4本「神刀・禍狩」「妖刀・終喪円」「華刀・九龍」「滅刀・朱裏」
→生命力4点+十束剣4点=計8点
※メインフェイズ中に射撃戦ダメージ2
高峰律(PC3):1本「観刀・夜憂」
→生命力6点+十束剣1点=計7点
天草雷(PC4):1本「守刀・螺射」
→生命力6点+日々の鍛錬1点+十束剣1点=計8点(+手記2点=実質10点相当)
※手記の断片はダメージ1点軽減アイテム
巳ィちゃん(PC5):2本「光刀・逢恋」「邪刀・楓」
→生命力6点+十束剣2点=計8点
獅童タケル:1本「武刀・猛」
→生命力6点+十束剣1点=計7点
その時、忍び達は、どこか血なまぐさい匂いを感じ取った。
巳ィちゃん(PC5)「破滅の匂いがしてきたミュ!」
烏川流彦(PC2)「この臭い……?」
争いの気配に引き寄せられた忍び達が辿り着いたのは、東京の果て。
街並みが刃物で断ち切られたように途切れ、その先には荒涼とした大地が広がる。
それを背景に、何者かが立っていた。
無道シュリ?「…………」
無道らしき人影の傍らには、早乙女、獅童が倒れている。
倒れた「十束剣」らには、かろうじて息はあるようだが――。
烏川流彦(PC2)「イツキ! ……刀匠、貴様!」
GM:天草さんは、山城が死にかけていた時のことを思い出すかもしれません。
PL1:またしても存在しない記憶が来てしまった。
GM:(く、くるしい! 一応、手記の断片2が天草の手元にいってはいるんだけど)
無道シュリ?「ここはヒトとやらの愚かさが生んだ世界」
無道シュリ?「数百年の昔より改変され続け、お前達の歴史とは異なった道を歩み、お前達の世界とはまた別の滅びを迎えようとしている世界」
無道シュリ?「ヒトの言葉では【セキガハラ】とかいったか。ウカワカガリもヤマギヨウも面倒だったが、おかげでこの世界に転移させるのは容易であった」
PL1:うわ、そしてまた新しい情報が出てきた…! PL5:関ヶ原って天下分け目のやつ? PL1:ちなみにこれは「無道シュリの声」ですか? GM:違いますね。シュリの声ではない、人ならざるものの声です。板鳥と天草は……きっと分かるでしょう。 PL1:ですよねー。
無道シュリ?「過去をやり直したいだの、結末を変えたいだの。ヒトの考えることはよう分からぬ」
無道ーーいや、無道の皮をかぶった人外は、感情の読めない瞳のまま、首を傾げた。
烏川がかっとしたように言い返す。
烏川流彦(PC2)「お前にわかられてたまるか」
巳ィちゃん(PC5)「愚かでもなんでも、流彦クンが生きてる世界! それこそがボクが望む未来だミュ」
しかし、そんな主従の言葉も、渡来人には響かない。
忍び達が警戒を強める中、刀匠は、無造作に屈み込む。
刀匠が手を振ると、倒れた獅童の口元に何かが集まり、そして消えていった。
どす黒く赤いそれは、忍び達に血を連想させた。
獅童がむくりと起き上がる。
しかし、その目には光がなく、明らかに正気ではない様子である。
GM:というわけで、クライマックス戦闘に参加するNPCは獅童タケルです! PL5:うわ、戦いたくなさそうだったのに、可哀想…。 PL1:刀匠と戦いたかった……。 GM:残念ながら、刀匠がクライマックス戦闘に参加する条件は満たしていません。 PL4:刀匠出てきたらぼこぼこにされたのでは。 PL1:いやそれでも良い! それでも良かった…。 ※刀匠がクライマックス戦闘に参加するには「全てのNPCが死亡している」ことが必要。
刀匠「力が欲しいか? ……力を得なければ、このトウキョウも、お前達の世界も、滅ぶだろう。さあ争え、十束剣たちよ」
天草雷(PC4)「少なくともあなたの思い通りにはさせない!」
刀匠「……力を欲せよ、イタドリユウジ。ヒトを守りたいのならば」
板鳥侑治(PC1)「クソッタレ!!!」
PL1:使命変更します! PL2:こんなタイミングで変更できる使命なの!? GM:(あっ、違う。獅童死ななかったし、高峰さん!) GM:(高峰さんの秘密が全員には公開されてないけど…「両断戦争を止める」を使命にできる、肝心の板鳥と天草は得ている情報だし……。これはもう皆に言ってしまおう) GM:ちなみに、今「十束剣」扱いの人は、早乙女も含めてぎりぎり6人生存しています。 PL5:マジすか!? あんなに丁寧に(アレンを)殺したのに……。 PL2:こいつやはり妖魔……。 PL1:アレン死んだのに……? え? 我々途中で数え間違えてました? GM:高峰さんも烏川同様に十束剣扱いなんです。 PL1:高峰さんの剣は真夜中か何かで手に入れたやつじゃなかったでしたっけ? それに確か天の巻では、高峰さんは十束剣じゃないから朧丸にとどめを刺せないって話だったはずでは? GM:襲撃で得たものではないです。高峰さんの秘密を持っている人はご確認ください。 ※高峰本人であるPL3以外に、高峰の秘密を把握しているのは、PL1、PL4のみ。 PL1:あっ。 PL5:また忘却の術が働いてしまったのか……。 PL1:じゃあ使命変更宣言なしで。 GM:了解です。ごめんね。 PL2:ええ…? PL1:十束剣6人生き残ってるかどうかが分岐なの! PL5:じゃあ自分はもう人を殺すしかなくなったじゃないですか! PL2:やはり妖魔……。
大妖魔・八岐大蛇はかつて、神気を帯びた太刀によって封じられた。
刃が突き立てられた時、その太刀の一部が欠け、首の一つの中に混じってしまった。
その首は、僅かな神気の欠片によって、少しずつ自我を持ち、八岐大蛇という存在から離れていった。
巳ィちゃん(PC5)「ボクは必ず、流彦クンとまた出会って見せるミュ! 待っててミュ」
巳ィちゃん(PC5)「そのためには一度、この世界を荒廃させなくちゃいけないミュ!」
巳ィちゃんはうんうんと頷く。
しかし今や、その瞳は、妖魔そのものの色をしている。
X-2.クライマックス戦闘
1ラウンド目
プロット3:板鳥侑治(PC1)、烏川流彦(PC2)、高峰律(PC3)、天草雷(PC4)、獅童タケル
プロット1:巳ィちゃん(PC5)
PL:みんな3!? PL:こんなことある?
プロット3/板鳥侑治(PC1)のターン
未来の板鳥「力を求めろ、イタドリユウジ! 東京がこんな状態なのに、お前は見捨てるのか!?」
板鳥の内側で、怒声が湧き起こった。
未来の板鳥「このままだと皆死ぬぞ。律も…俺の時は、律は『十束剣』なんかじゃなかったのに!」
板鳥侑治(PC1)「うるせえええええ!」
板鳥は全力で叫び返す。
板鳥侑治(PC1)「力が何だ! 俺はダチを信じる!」
板鳥侑治(PC1)「俺に未来を託したカガリの思い、受け止めねえやつがいるか!」
決意をもって、少年は周囲を、敵意を向け合う忍び達を睥睨する。
未来の板鳥「……その言葉、後悔するなよ」
――かつては、自分もこうであった。
シノビガミとなったかつての少年は、うっすらと、彼に憧憬を向けた。
PL1:獅童タケルに奥義を使います。…他の人が生命力0にしても死なないですよね?
GM:生命力0になっても死ぬわけじゃないです。勝者が殺すかどうか選べます。
板鳥侑治(PC1)「こんな争い、俺が止めてやる!」
板鳥侑治(PC1)「行くぞ! 哭閃!」
板鳥侑治(PC1):獅童タケルに奥義《哭閃》(クリティカルヒット)
→獅童タケルに接近戦ダメージ4、獅童タケルは兵糧丸使用(生命力7→4)
他PC:【見切り】判定→高峰律(PC3)以外は成功
プロット3/烏川流彦(PC2)のターン
刀匠「――力が欲しいか」
烏川カガリ「ああ、欲しい。……僕を過去に連れていけ」
幼い頃、兄は過去に渡った。兄の後を追うように、彼もまた過去にいる。
兄は両断戦争を止めようとしていたという。
しかし、この東京はどこかに転移し、妖魔に襲われている。
このままでは未来はまた荒廃してしまうに違いない。
烏川は決意を新たにし、最後の戦いへと臨む。
PL2:うーん、誰を狙おうかな。みぃちゃんか…タケルか……。
巳ィちゃん(PC5)「やめるミュ! 流彦クン!」
天草雷(PC4)「その怪物はもうあなたの相棒じゃないのよ!」
巳ィちゃん(PC5)「友達だミューん」
烏川流彦(PC2):獅童タケルに【文曲】、命中
獅童タケル:回避判定、成功
プロット3/高峰律(PC3)のターン
PL3:自分もタケルかなあ。
GM:集中砲火しすぎじゃないですか!?
刀匠「お前ら、卑怯ではないか?」
高峰律(PC3)「ユウジをシノビガミなんかにはさせない! さっさと倒れなさい!」
高峰律(PC3):獅童タケルに【痛打】+【接近戦攻撃】、成功・命中
獅童タケル:回避判定、成功
→烏川流彦(PC2)の遁甲符で再判定、失敗
→獅童タケルに接近戦ダメージ2(生命力4→2)
板鳥侑治(PC1)「タケル! 目を覚ませ! 俺たちは戦ってる場合じゃないはずだ!」
板鳥が声をかけるも、獅童はうつろな目で銃剣を向ける。
プロット3/天草雷(PC4)のターン
天草雷(PC4):獅童タケルに【陽炎】+【春雷】、成功・命中
→獅童タケルの遁甲符で再判定、成功
天草雷(PC4)「その程度! 惑わされるとは思わないことね」
獅童タケル:回避判定、失敗
→接近戦ダメージ2(生命力2→0)
→ここで獅童タケルはプロット3終了時に脱落することが確定
GM:何もできない……! 攻撃させてくれても良いのに……! PL:同時攻撃なので1回は攻撃できますよ(笑) GM:天草を狙います。 PL4:えー、何で自分!? 他PL:とどめ刺したからかな。 GM:両断戦争を止めようとしてる奴なんて邪魔だ! 凶手使います! PL1:そんな悪あがきを……。 他PL:せめて爪痕を残そうとしてる……。
プロット3/獅童タケルのターン
獅童タケル:天草雷(PC4)に【凶手】+【接近戦攻撃】、【凶手】は成功したが、命中判定失敗
GM:(うめき声) PL:あー、これは刀匠の洗脳よりも獅童本人の意思が勝ちましたね。 GM:そうですね……。
天草雷(PC4)「ごめんなさい。戦いを望まない貴方をこんな形でしか止められなくて」
板鳥侑治(PC1)「今は休んでいてくれ」
刀匠の意思に抗って、獅童は倒れ伏す。
獅童タケル「……もう…誰も死ぬな……」
板鳥侑治(PC1)「それが決まるのは、これからだ……!」
プロット1/巳ィちゃん(PC5)のターン
巳ィちゃん(PC5):天草雷(PC4)に【血旋渦】、命中
天草雷(PC4):回避判定、失敗(手記の断片でダメージ無効)
巳ィちゃん(PC5)「まずはライちゃん、君からミュ!」
天草雷(PC4)「本性表したわね! 害獣!」
巳ィちゃんが天草に異形の爪を伸ばすも、その攻撃は山城の遺した手記の断片に阻まれた。
紙片をむしり取り、巳ィちゃんは不思議そうな顔をする。
巳ィちゃん(PC5)「アレっ? 肉に当たらなかったミュ……」
2ラウンド目
板鳥侑治(PC1):【影分身】、失敗
→神通丸で再判定、成功
プロット4:烏川流彦(PC2)
プロット3:高峰律(PC3)、天草雷(PC4)
プロット2:板鳥侑治(PC1)、巳ィちゃん(PC5)
プロット4/烏川流彦(PC2)のターン
PL2:うーん……じゃあ狙うのは高峰かな。 PL3:いや何でですか!?
烏川流彦(PC2):高峰律(PC3)に【文曲】、命中
高峰律(PC3):回避判定、失敗
→神通丸で再判定、成功
烏川流彦(PC2):高峰律(PC3)に【連撃】+【文曲】、成功(スペシャル、生命力8→9)
烏川流彦(PC2):1d6 (1D6) > 6
GM:(ダイス見た瞬間)6!? PL2:命中判定のスペシャルって……。 GM:元ダメージと1D6の結果比べて、大きい数字を選んで良いので……つまり射撃戦ダメージ6……。 PL3:やばい。 PL1:どうする? 回想する? PL3:とりあえず1回普通に判定してみて……。
高峰律(PC3):回避判定、失敗
PL3:うわあああ! 神通丸もう1つ使って、回想します!
朧丸の事件の直後、高峰は斜歯忍軍の研究施設を訪れていた。
モニタがふっと点灯し、画面越しに、少女へと声がかけられた。
Dr.斜歯「手術の準備はできたが…覚悟は済んだかね? 選択肢は君にある」
高峰律(PC3)「……ええ、やってちょうだい。私には、力が必要なの」
Dr.斜歯「……もうひとつの研究の方も、目途はつきそうだ。間に合うかは分からんがね」
【PC3秘密】(再掲)
斜歯忍軍は、脳死状態の「十束剣」山城ヨウから抽出したプライズ「観刀・夜憂」をあなたの体内に移植した。あなたも魔仭「十束剣」として扱う。
両断戦争が再開した今、あなたが斜歯忍軍に与えられた【本当の使命】は、両断戦争の勝者となることだ。
PC1と互いにプラスの感情を獲得していれば、あなたは【使命】をPC1に普通の学園生活を送らせることに変更してもよい。
高峰律(PC3)「私は……この力でユウジを守る! まだ倒れる訳にはいかない!」
高峰律(PC3):回避判定、失敗
→射撃戦ダメージ6
PL3:これでもなお失敗するの!? PL3:リソース抱えて死ぬわけにはいかないので奥義切ります……でももう勝てる気がしない……。 PL2:ちなみに使命ってどっち? PL3:「PC1に普通の学園生活を送らせる」に変更してます。 PL2:この状況じゃ無理では……。 PL3:シノビガミになるしかない。
高峰律(PC3):奥義《自動迎撃機構・参式》(絶対防御)、兵糧丸使用(生命力7→6)
烏川流彦(PC2)「僕がシノビガミになれば全て丸く収まるんだ……僕の邪魔をするな!」
プロット3/高峰律(PC3)のターン
高峰律(PC3):巳ィちゃん(PC5)に【痛打】+【鎌鼬】、成功・命中
巳ィちゃん(PC5):回避判定、失敗
→神通丸で再判定、失敗
→巳ィちゃん(PC5)に射撃戦ダメージ2(生命力8→6)
巳ィちゃん(PC5)「ミュミュっ!? りっちゃん、目をさますミュ! 酷いミュ!」
高峰律(PC3)「あなたに恨みはないけど、平和を取り戻すためには……」
巳ィちゃん(PC5)「世界の平和より流彦クンの方が大事でしょうが!」
プロット3/天草雷(PC4)のターン
天草雷(PC4):巳ィちゃん(PC5)に【陽炎】+【春雷】、【陽炎】は成功、【春雷】2回目の命中判定失敗
→高峰律(PC3)の遁甲符で再判定、命中
天草雷(PC4)「少なくともヤマタノオロチの復活だけは絶対に阻止しないと」
巳ィちゃん(PC5):回避判定、失敗
→接近戦ダメージ2(生命力6→4)
天草雷(PC4)「肉をえぐられるのはあなたの方だったわね」
プロット2/巳ィちゃん(PC5)のターン
PL5:次、自分やりますね。奥義使います。目からビーム!
巳ィちゃん(PC5):天草雷(PC4)に奥義《八双の眼》(クリティカルヒット)
天草雷(PC4):奥義《铁球旋转》(絶対防御)
巳ィちゃん(PC5):兵糧丸使用(生命力4→5)
天草は、鉄球が回転するように舞い、地を震わせることで、巳ィちゃんの眼力を防いだ。
天草雷(PC4)「何のマネかしら? それは」
巳ィちゃん(PC5)「チッ、無駄にタフミュね」
プロット2/板鳥侑治(PC1)のターン
PL1:自分も狙うのはみぃちゃんかな。 PL5:ええー! GM:ちなみにみぃちゃんは奥義あと一つ持ってるのでお気をつけください。 PL1:そうだった! じゃあ奥義をもう一度使って…奥義破りされるか……? PL1:背景【切り札】って、奥義破り判定の後に使えます? GM:うーん? 「好きなタイミングで使用することができる」か……。大丈夫ってことにしましょうか。
板鳥侑治(PC1)「哭閃!」
板鳥侑治(PC1):巳ィちゃん(PC5)に奥義《哭閃》(クリティカルヒット)
巳ィちゃん(PC5):奥義破り、失敗
烏川流彦(PC2):奥義破り、成功
板鳥侑治(PC1):背景【切り札】を使用し、奥義破りの指定特技変更
→結果、烏川流彦(PC2)の奥義破りは失敗
→巳ィちゃん(PC5)に接近戦ダメージ4(生命力5→1)
→巳ィちゃん(PC5)【逆鱗】効果発動
巳ィちゃん(PC5):奥義《結末を知る眼》(不死身)
巳ィちゃん(PC5):1D6 (1D6) > 3(生命力1→3)
3ラウンド目
プロット4:烏川流彦(PC2)
プロット3:板鳥侑治(PC1)、高峰律(PC3)、天草雷(PC4)
プロット2:巳ィちゃん(PC5)
PL1:高峰さんの使命って、変更前も変更後も結局、両断戦争の勝者にならないといけないんですよね? この使命変更って意味あるのかな。 GM:まあここはロールプレイでしょうか。あとは、もしここまでに秘密が出揃っていなければ、何か道はあると思うかもしれない。 PL2:例えば烏川がシノビガミになって高峰さんの願い(板鳥に普通の学園生活を送らせる)を叶えるなら、共闘できるのでは? PL1:さっきは高峰を殴ったのに? PL2:殴ったのは、まあ、近かったし(笑) PL3:ロールプレイ的には板鳥と天草を攻撃はしづらいです。でも、烏川が十束剣をもう4本持ってるから、あと1本でシノビガミになれる烏川側についた方が目はあるんですよね。 PL3:うーん、悩むなあ。烏川くんが何か協力を求めるロールプレイをしてくれれば……。 PL2:じゃあ、自分は「板鳥を殺害する」から「シノビガミになる」に使命を変更して、板鳥を守ろうとしているので、そこを考慮してほしい。
烏川流彦(PC2)「高峰、板鳥を守りたい気持ちは僕も同じだ。お前の目的は僕の目的と両立するはずだ! 板鳥のために一緒に戦ってくれ!」
板鳥侑治(PC1)「駄目だ、律! 乗せられるな! 俺が世界を平和にしてみせる! 俺を信じてくれ!」
GM:板鳥、ノータイムでしたね。 ※烏川の台詞が表示された後、即座に板鳥の台詞が入った。 PL1:いやもう、先に準備してて、烏川が台詞考えてるのを待ってました(笑) PL2:自分が何を言っても対応できる台詞ですね。 PL1:そうです。烏川が何を言おうと、この台詞にしようと思ってた。
天草雷(PC4)「ヨウは最後まであなたのことを気にかけていたわ。それを忘れないで」
巳ィちゃん(PC5)「りっちゃん! 流彦クンを信じてミュ!」
PL4:いや、みぃちゃんが声をかけるのは逆効果……。 PL5:りっちゃんは友情を抱いてくれてるんですー!
板鳥侑治(PC1) 「流彦も……カガリはこんなこと望んではいない!」
板鳥が双方に必死で訴える中、高峰は表情を曇らせた。
高峰律(PC3)「……私は、どうすれば」
プロット4/烏川流彦(PC2)のターン
烏川流彦(PC2):天草雷(PC4)に【文曲】、命中
天草雷(PC4):回避判定、成功
烏川流彦(PC2):天草雷(PC4)に【連撃】+【文曲】、命中
天草雷(PC4):回避判定、成功
天草雷(PC4)「あなたの相手は後よ!」
プロット3/板鳥侑治(PC1)のターン
PL1:よしじゃあみぃちゃんを爆破しよう。 PL2:次は爆破される(笑) PL5:踏んだり蹴ったりですよ。 PL1:でもみぃちゃん、【鬼影】で攻撃当たりにくいんだよな。
板鳥侑治(PC1):巳ィちゃん(PC5)に【爆破】、成功(未来の板鳥が感情修正)
巳ィちゃん(PC5):回避判定、成功(烏川流彦(PC2)が感情修正)
プロット3/高峰律(PC3)のターン
PL3:うーん、どうしようかなあ。 PL1:とりあえずみぃちゃんを殴っとけば良いですよ。 PL5:ひどい。 PL1:悩んだ時のみぃちゃん。
高峰律(PC3):巳ィちゃん(PC5)に【接近戦攻撃】、失敗
プロット3/天草雷(PC4)のターン
天草雷(PC4):巳ィちゃん(PC5)に【陽炎】+【春雷】、成功・命中
巳ィちゃん(PC5):回避判定、失敗
→接近戦ダメージ2(生命力3→1)
巳ィちゃん(PC5):奥義《結末を知る眼》(不死身)
巳ィちゃん(PC5):1D6 (1D6) > 1(回復できず)
天草雷(PC4)「再生力が落ちてきてる! 押し切るよ板鳥」
板鳥侑治(PC1)「おう!」
プロット2/巳ィちゃん(PC5)のターン
巳ィちゃん(PC5):天草雷(PC4)に奥義《八双の眼》(クリティカルヒット)
板鳥侑治(PC1)、天草雷(PC4):奥義破り、成功
4ラウンド目
プロット5:板鳥侑治(PC1)、巳ィちゃん(PC5)
プロット4:烏川流彦(PC2)
プロット3:高峰律(PC3)、天草雷(PC4)
プロット5/巳ィちゃん(PC5)のターン
巳ィちゃん(PC5)「イタドリクン! キミに個別の恨みはないがボクの最後の力ミュ!」
巳ィちゃん(PC5):板鳥侑治(PC1)に奥義《八双の眼》(クリティカルヒット)
天草雷(PC4):奥義破り、失敗
巳ィちゃんの瞳が怪しく光る。
はっとした天草が傀儡を向かわせるが、巳ィちゃんは意に介さない。
板鳥侑治(PC1):奥義破り、成功
板鳥侑治(PC1)「食らうか! そんなもん!」
しかし、板鳥は忍術で亡霊達を呼び出して身を守る。
巳ィちゃんの眼光は届かなかった。
PL5:当たらない……。
PL4:危なかった。
プロット5/板鳥侑治(PC1)のターン
板鳥侑治(PC1):烏川流彦(PC2)に【爆破】、命中
烏川流彦(PC2):回避判定、成功
プロット4/烏川流彦(PC2)のターン
烏川流彦(PC2):板鳥侑治(PC1)に【北斗】、失敗
→神通丸で再判定、命中
巳ィちゃん(PC5)「一瞬流彦クンがずっこけたように見えたミュが、走馬灯ミュ?」
板鳥侑治(PC1):回避判定、成功(未来の板鳥が感情修正)
烏川流彦(PC2):板鳥侑治(PC1)に【連撃】+【北斗】、命中
板鳥侑治(PC1):回避判定、失敗(ファンブル)
→神通丸で再判定、成功
板鳥と烏川。
妖魔を倒すため、一度は協力したこともあった。
だが、今はそれぞれの思いを遂げるため、二人は激突する。
語り合う言葉は、もはや不要だった。
プロット3/高峰律(PC3)のターン
PL3:さて。どうしようか、ずっと悩んでたんですけど、今は板鳥と天草が協力しているので、PLとしては、烏川に協力して2対2に持っていきたいなと思います。PCのロールプレイはちょっと、無理矢理になるかもしれませんが……。 PL1:えー、とりあえずみぃちゃん攻撃しましょうよ。 PL3:それをやってるうちに烏川くんがぼこられて手遅れになる気がするんですよね! GM:まあ、両断戦争を止めても、東京が平和になるとは限らないですし。
高峰律(PC3)「……カガリが命をはって両断戦争を止めても、結局は再開してしまった」
高峰はそう呟きながら、観刀・夜憂――斬馬刀を構える。
彼女の視線の先にいるのは、板鳥だった。
高峰律(PC3)「戦争の中断は一時しのぎに過ぎない。誰かが決着をつけなければ」
板鳥侑治(PC1)「律、俺を信じてくれ! 決着は俺がつける!」
板鳥が訴えるも、高峰は武器を下ろさない。
そこに、巳ィちゃんがふよふよと割り込んでいく。
巳ィちゃん(PC5)「じゃあ手っ取り早くボクを復活させてみたりとか…」
板鳥侑治(PC1)「……とりあえずアイツを倒して、ヤマタノオロチ復活阻止のあとでもよくないか?」
天草雷(PC4)「最悪のケースはヤマタノオロチの復活ね」
巳ィちゃん(PC5)「ミュ! ボクはいいマスコットミュ、信じてミュ~」
天草雷(PC4)「あなたの野望だけは何としても止めてみせるわ」
高峰律(PC3)「そいつは放っておいてもそのうち倒れるでしょう、もうボロボロだし」
巳ィちゃん(PC5)「ボクらの友情は偽りだったミュ!?」
巳ィちゃんがぎょっとしたように高峰を振り返るが、高峰はただ、板鳥を見すえている。
高峰律(PC3)「あなたにこれ以上のものは背負わせない。そのために、少し休んでいてもらうわ。……できるだけ、苦痛は無いようにするから」
板鳥侑治(PC1)「く……うまく手加減出来なくても怒るなよ!」
高峰律(PC3):板鳥侑治(PC1)に【鎌鼬】、命中
板鳥侑治(PC1):回避判定、成功(スペシャル、生命力9→10)
他PL:おおおおおー! スペシャル! 他PL:逆に本気にさせたか!
板鳥侑治(PC1)「覚悟を決めろ、板鳥侑治! 俺は全員を助けるんだ!」
巳ィちゃん(PC5)「これはボクのいる少女漫画界じゃなくて少年漫画的展開ミュね~」
プロット3/天草雷(PC4)のターン
天草雷(PC4):巳ィちゃん(PC5)に攻撃をしかけようとするも、【陽炎】の判定失敗(ファンブル→逆凪)
天草雷(PC4)「結局私たちは争いから逃れられないのね」
クライマックスフェイズが長くなったので分割します。
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