ネタバレなしのは書いたので、あとは思う存分ネタバレ感想書きます!
「十三機兵防衛圏」
改めての感想となります。
未プレイの方は こちら のプレゼン記事をご参照ください。
終わってからしみじみ思うけど、このゲーム、カップリング多いですよね……。
多カプ好きなのでありがたいですけどそれにしてもすごいなあ。
以下よりネタバレ注意。
*ストーリーについて
とにかく情報の提示順が秀逸だった。
【序盤の印象】
「過去現在未来から集った少年少女達がロボに乗って宇宙人と戦う!いいねーロマンだね!」
↓
【中盤の印象】
「……ん?これもしかして宇宙人じゃない?」
↓
【さらに中盤の印象】
「…………んん?これもしかして単純な時間移動じゃなくて平行世界的な?」
「……いや?もしかして……もしかして……タイムスリップなんてしてない……?」
↓
【さらにさらに中盤の印象】
「え?リセット?リセットしてるの?」
「……あーそういうことかー」
↓
【終盤の印象】
「よし!謎はだいたい解けたぞ!」
「この沖野くんがここで怪訝な顔をする理由も分かるぞ!この沖野くんはリセットを超えてないからね!」
↓
【最終盤の印象】
「…………え?…………は?」
「……かそうげんじつ……?……ええー……」
「…………ぜんぶかっとんでいった…………」
面白かったです笑
最後はほんとに全部かっとばしたなと思いましたがね!!
しっぽが嘘吐いてないのには乾いた笑いが漏れました。
古代文明……確かになー……。
この世界設定以外にも、井田鉄也とはなんぞやとか、森村千尋とはなんぞやとか、426とはなんぞやとか。
情報は色々提示されてるはずなのに新たな謎が増えていくの本当に楽しかった。
特に426な。
お前乗り移りすぎだしお前のせいでもろもろ紛らわしい。
いいかげんにしろ。
最後の大団円は大団円に過ぎてすごかった笑
でもみんな幸せになってくれて良かったよー!うー良かったー!
ハッピーエンドはやはり良いものです。
*キャラ別感想
鞍部十郎&薬師寺恵
恵、報われて良かったね……。
それにつきる。
この子ちょーっとヤンデレ入ってたと思うんですが笑
なんというべきかな。
十郎は「和泉十郎」ではなく、別の「和泉十郎=鞍部十郎」になり得たんですね。
最後には精神も安定して、良かった良かった。
十郎シナリオさすがに面白かったです。
特に柴くんを問いつめる辺りとか。
とろいもので、無駄に柴くんに捕まっちゃってました笑
結局、彼らについては、しっぽの尽力が大きかったですね。
口は悪いけど約束は守る、情ある猫だった。
ていうか最後も十郎と一緒に「出ていた」っぽいの笑った。
2188年での「必ず守る」が生きていたのかなあ。
機兵に搭乗した「和泉十郎」は恵の見ていた「和泉十郎」だけだ、というのはじんときました。
冬坂五百里&関ヶ原瑛
生育環境が違うと好きになる人が変わるパート1。
いおりかわいいよね。
食べまくるシナリオも可愛かったです。
女子高生は最強なんだ!
なんか森村先生や森村博士と地頭の良さが違いそうに感じるのは何なんだろう…。
いや一緒のはずだとは思うんですが。
それともかつての森村先生もこんな感じだったのかなあ。うーーん?
ぽやぽや度3割増しって印象です。
親御さんもぽやぽやしてるのかなあ、などと邪推してしまう。
瑛くんは他のキャラのシナリオだと大体記憶失う前なんですよね。
おかげで悪役ムーブする人の1人に見える笑
まあ基本的に主人公達はいいひとしかいないので大丈夫だとは思ってましたが。
2188年では暗殺者と暗殺対象。
なんか通じ合うものはあったっぽいように見えました。
エピローグで瑛だけ向こうに残ってるっぽいの、瑛だなって感じで良かったです。
まあ瑛だけはあんまりこちらに強い思い入れなかったのかなあ……。割り切りが良さそう。
まあその内には行くんでしょうけどね。
南奈津乃&三浦慶太郎
打って変わってこちらは前世からの恋人パート1。
運命的な出会い、とかイベントアーカイブに仰々しいこと書いてあったけど、運命でしたね笑
元気少女と堅物丁寧少年ツボです。
なっちゃんのピン留めが好きだし、三浦くんの帽子と足下ぐるぐる巻きが好き。
いやー、とにかくツボです。
2188年の2人のことが割と早い段階で情報提示されるので、何なの!?とだいぶ混乱させられました。
イベントアーカイブでは時系列順で「一番最初」に置かれるし。
あの混乱は良い思い出ですよ。
彼ら……最後どうなったのかな……。
2188年はどうあがいてもバッドエンドなのがかなしみです。
そしてBJが泣けますね。
ミウラ泣けるよー。
君となっちゃんのおかげで、私はてっきり宇宙人襲来ものだと固く信じ込んでいたわけですがね笑
最後、ミウラも復元できて良かったです。
BJよ永遠に!
網口愁&鷹宮由貴
生育環境が違うと好きになる人が変わるパート2。
網口は全然性格違いますよね……。
井田先生はキサラギのためにちゃらさを装ってた感じですが。
網口はたぶん素でちゃらいぞ。
小学校の時の性格からして君ら全然違うぞ。
でも網口が違ったからこそ、安心できた。
夢の井田が兎美を好きだったので、当初は
「こいつ…まさか2人にフラグ立てやがった…いや東雲も含めれば3人…?」
などと、きいーっとなったものですが笑
網口くん自身はだいぶユキちゃん一筋でしたね笑
ごめんごめん笑
そしてユキちゃんめっちゃかっこいい。
スケバンかっけー!長スカートかっけー!鞄でぼこすのかっけー!
なっちゃんを救い出すユキちゃんはヒーローでした。
エピローグでの浮気騒動はね笑
言い訳が典型的な浮気男過ぎて、ユキちゃん…こいつまたやるよ…こいつはやめとけ…と正直ちょっと思いました!
ユキちゃんと小奈津ちゃんを大事にしろよ!網口!
如月兎美&緒方稔二
稔二、最初じつはめっちゃ興味なかったんですが笑
なっちゃんシナリオで出てきた時情けなかったし……。
でも本人のシナリオやってみたらタイムリープもので面白かったんだ!
本人も良いキャラでしたね。
崩壊編で告白しようとしてディスられたとこ好きです笑
兎美も好き。
金髪おさげに赤めがねってめっちゃ可愛くないですか?
こう見えて友情に厚く、ひとにやさしいところも好きです。
ミワコを避難させに行ったり、恵を気遣ったり。
この二人は割と似たもの同士で良いカップルだと思います。
良き。
末永くお幸せにだわ……。
エピローグ、ミワコとの三人娘もさることながら。
輪島が「待っててくれた」のに男泣きする稔二いいなあ笑
東雲諒子&郷登蓮也
諒子先輩、不幸属性高すぎません?
確かに見た目からして薄幸なんですけど。
追想編の一番最後、本当に哀しすぎて哀しすぎて……。
幸せになる未来が見えなくて……。
意外と激情型でもあるんですよね、彼女。
井田先生ゆるせんぞ。
郷登も幸せになるのが見えない人でした。
あのさー……戦闘スキルがさ……。
あんなところで秘めた思い明かされた私の気持ちになってくれ……。
(※ちゃんと追想編でも明かされます)
でも最終的に、この二人はそういうことなのかな?
どうだろうか。
元恋人だと瑛がばらしていたので、そういうことなのかなあ。
本当は思いが報われれば良かったんでしょうが。
森村先生も井田先生も愛に生きるタイプだからなあ。
まだ東雲は愛に生きられるけど、郷登にはそもそも無理だろうしね。
やむないところですね。
和泉十郎&森村千尋
エピローグで通じ合ったの本当に良かったー!
さすがにじーんときた!
すれ違い続けた、でも想い続けた二人。
大団円での最たるハッピーエンドでした。
2188年のことも考えると、この二人は、前世からの恋人パート2であると言える。
森村先生さいしょ怪しかったけど、結局くじけちゃっただけの女の人だった。
郷登に怪しまれたの可哀想なくらい笑
井田とかが裏で色々やりますからね!大変だったと思うよ、正直……。
426さん基本的に悪役ムーブしてますけど、まあいいひとですね笑
Dコード保持者全員ころそう!はなかなかだと思いますが。
恵のことをいつの間にか娘のように思っていたのも、ある意味2188年を引き継いだ部分があるのかなあ。
恵としっぽはいいコンビでしたよね。お互い憎まれ口叩くところがいい笑
この周回和泉十郎と2188年の森村博士がいなければ全員生存エンドは不可能だったと思われます。
感謝。
井田鉄也&因幡深雪
井田は本当にな、だめなんだけどな。
この男本当にだめなんだけどな。
すべての動機が兎美(AIキサラギの方)に通じるの、ある意味ではぶれないです。
今生きている方の如月兎美には目もくれない。ぶれない。
因幡深雪さんは今回のループ脱出のもう一人の功労者ですね。
恋人がだめだめな分、すごく人間できてる。
本当にだめだよ!この男は!
兎美本人の言葉も聞かず突き進もうとするし!
何よりも東雲先輩だよ!多分2188年でも東雲のこと裏切ってるよ!
最後の網口浮気の件等を考えると、東雲に全く情がなかったわけでもないんでしょうけどね。
まあ一応、最後に報われて良かったんじゃないですかね……。
大団円で良かったね。
比治山隆俊&沖野司
最後に回した理由ですか?
察してください……。
前世からの恋人パート3ですよ……。
正直、本筋には関係ないのに、この話で一番驚いたのそれですよ……。
我ながらしょうもないとは思う。
でも心底びっくりしたわ!!!
比治山のプロローグがまずとっても良かったんですよね。
焼きそばパン好きすぎてね。
なにこの天然。
カツアゲしてるのに「服もらった!」と素で思ってるらしいのも面白い。
なんだこの天然。
そして焼きそばパンにつられすぎである。
比治山のプロローグは正直みんな好きじゃないですか???(混乱)
沖野との絡みは特に明確にはせずギャグっぽくするだけだと思ってたのに。
まんざらでもないんかい、とミステリーファイル読んでは突っ込んで笑ってたのに。
沖野側もたぶんまんざらでもないんだな、とは薄々察してはいたんですが。
興味ないこと追求しなさそうなのに、比治山の頭の中楽しそうにいじってましたし。
(あそこは実際には脳の連結してたんでしょうけど)
まあでもギャグ的にオモチャにする程度だと……。
そこでぶっこまれた2188年びっくりした……!!!!
ていうか2188年の沖野司、美形すぎません?
それもびっくりした。
2188年の銃撃戦のこととか、このへん割と情報くらって混乱していたんですが、最初の驚きに全部持っていかれた感がある。
2188年では実は森村の息子とかもありましたね。設定もりすぎか。
比治山わりと格好良いキャラだとは思うんですけど、沖野に振り回されるので、仕方ない感じですね。
仮想現実発言とかかましてくる沖野くんには、プレイヤーもだいぶ振り回されました。
エピローグ、5年葛藤し続けてるのかよ…と生温い気持ちになりました。
もうそれは諦めろよ。
玉緒さんがいるのに……本当にもう……。
実際には沖野は2100年代の人だし、同性とかの縛りは薄そう。
2188年もそういう異性縛り的な「常識」は薄そう。
妊娠出産って高リスクだから、そもそもエピローグで子供いたカップルも、体外受精じゃないかなー、とも勝手に思ってます。
比治山?まんざらでもない人は別にいいんじゃないですかね。
ていうか追想編の最後の発言とかあるんだし、まあねー。
生温い気持ち。
まあこの二人はギャグっぽい感じで最後も終わったのは、和みもしました。
今後とも振り回されていてくれればいいよ。
おまけ(鞍部玉緒)
キャラ別感想はこんなとこかな。
もう一人、重要キャラとして鞍部玉緒がいますけど、正直本編中では玉緒ドロイドの印象が強くてね……。
ほぼ426だしね……。
1945年の玉緒さんが消えてなくなっちゃったの、今考えると伏線だったんですねえ。
序盤は鞍部玉緒おばあちゃん怪しいと思ってました。
何かのSF的理由で若返ってユキちゃんについて回ってると思ってました。
これも良い思い出だな!
*設定資料集が欲しい
究明編がそのまま資料集ですけども。
正直、本編で語られなかった、あんまり本筋には関係ない部分の2188年のこととかが気になります。
銃撃戦で死んだ7人って誰だったのかな、とか。和泉と緒方と……。
15人いたはずなんで、微妙に数が合わないし。
森村博士は先に死んでたとしても。
見落としないか、もう一度見返してみようかな。
シークレットファイルは制作秘話とか没イラストとかがメインで、そのへんの設定はなかったんですよね。
うーん、なんかないものかなあ……。
裏設定資料集がとっても欲しいなあ……。
気が向いたら本編の時系列とか設定とかまとめるかもしれませんが、今回の感想記事はここまでとします。
とにかく、十三機兵防衛圏、面白かったです!
もうちょいバトルやったらトロコンできそうなので、追々やるつもり。
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