噂の猫ちゃんゲーム、Strayの感想後半戦になります。
【追記】以前より公開していた感想記事を、目次つけながら書き足していたところ、文字数がめちゃくちゃ多くなってしまいました。よって前編・後編に分割しています。
「Stray」(PS5)
前編はこちら
以下より感想の続きです。
特にネタバレには配慮してませんのでご注意を。
Stray感想(後編)
アントビレッジ
久々の安全地帯
ああ、良かった、抜けられたんだ…。
赤く暗い下水道を抜けて、穏やかな緑が目に入る。
この対比いいですよね。ほっとしました。
アントビレッジはスラムに比べて狭かったですね。
街…というか、はぐれ集落なのかな?
植物が多く、平和な感じですが、それしか印象に残らなかった。
サブイベントもあんまりないし。
人々と交流&探索してたらお花集めすぐに終わっちゃった。
ここのアウトサイダーも特に印象に残ってないなあ。
テレビ!って感じ。
あと瞑想してたので、賢者枠なのかなと思ったくらいか。
なんかアウトサイダーにしては消極的に感じたんですよね。別に積極的に外の世界に出たい、みたいな熱意が感じられず。
いや、思慮深いだけなのかもしれないけど…。
うーん、でもこの瞑想さんも、アウトサイドに行くために、あの恐怖の下水道越えてきたんですよね。逆にZURKに襲われすぎてトラウマになったとか…?
いやしかし、よく下水道抜けられたな、Clementineに引きずられて来たのかな、なんて、後々勝手に考えてしまったり。
あと、ここで下水道でメモリひとつ逃してたっぽいことに気づきました。
ここまで完璧だったのに!残念!
(まあこの後ミッドタウンでたくさん取り逃しますので、この程度は誤差でした)
ミッドタウン
都会だ!ネオンだ!指名手配だ!
ち、地下鉄だと…!?
そしていきなりの都会。
からの、Clementine指名手配されてるが??
Clementineのところに行く前に、とりあえず探索と交流をしていきます。
飲食店に、おしゃれな服屋まである!
スラムのポンチョは何だったのか…。
このミッドタウンだけ見ると、めちゃくちゃサイバーパンク世界っぽいですよね。
まあ、柔らかい肌の人類は、もういないんですけど。
監視&封鎖もされてるので、ディストピアっぽさもあって、いいですねー。
それと、裏路地で飲んでる元店主も良かったです。
飲み屋の人が、こいつがいなくなったらうちの店の客いなくなるし…とか言ってるのも含めて、そこはかとない悲哀が良かった。ああいうの好き。
集合住宅的なところでは、カメラを壊してカセットテープをゲット。
あの不良青少年な3人組も、すきですね!
ここで得たカセットのおかげで、お店で爆音を流せたけど…はて?なんだこれ?またイタズラキャットなサブイベントかな?
(爆音が爆音すぎてリアルでもテレビの音量下げることになったの、ちょっと面白かった)
あ、服が盗めるってここなのか。
ということは後々シナリオでやるのをまた先にやっちゃったんだな…。
工場に潜入
Clementineはなんだか、パワフルガッツなお姉ちゃんって感じですね。
外の世界に行きたいなんて変わり者だなあ、程度で済むスラムと違って、このミッドタウンでは、アウトサイダーは犯罪者扱いじゃないですか。
それでも外に出るんだ、というのが凄いパワフル。
そんなパワフルお姉ちゃんに押され、金の首飾りの人にも乗せられ、あれよあれよと工場に潜入させられることになる猫ちゃんです。
この工場、そこそこ苦戦しました。
そして結構迷いました。
途中で隔壁あけるとこあるじゃないですか。
あそこ、隔壁の先がもう通ってきたフロアだって最初気づいてなくて。
無駄にうろついて監視に見つかって死ぬという、悲しい出来事がありました…。
鍵回収したら、戻って渡しに行けるように、って道だったのね。
鍵は見つけてからすぐに元の道戻って渡しに行ってしまってたので、それなら別にリスクをおかしてそっちに行く必要なんてなかったのにー。
とはいえ、見つかっても箱に入ればリセットなので、そこそこ気軽ですね。
ZURKよりは全然まし。
なるほど、紫外線キャノンが取り上げられて修理もなさそうなのは、敵が変わるからだったんですね。
……ZURKほんとにもう出てこない?そんなことある?油断させといてまた出てくるとかないですか?(びくびく)
ドラム缶!ドラム缶じゃないか!
まさかレーザーを回避するのにドラム缶を使うなんて!
ああ、デッドエンドであんなに苦戦した思い出のドラム缶よ。
きみはなんて心強いんだ。
とても楽しい気持ちになりながら進むと、目的のブツがもう目の前に。
でも、3ヶ所床踏みをどうすれば良いかしばらく分からなくて、だいぶ悩みました。
ロボットを動かして?
あ、あそこにもロボットがいるから連れてきて?
猫が3ヶ所目に乗っても、降りたらまた元通りだし…。
……ん?2ヶ所目乗っけたら下が開くということは……はっ!これつまりドラム缶が通れる…?
急いでロボットの配置を見直し、ドラム缶にイン。
ころころころころ。
通れた!ロック全部開いた!
ドラム缶、きみはなんて心強いんだ!!
ドラム缶のおかげでバッテリーを無事ゲットして、猫ちゃんは街に戻ります。
Clementineがいない
Clementineの家に戻ろうとすると、えー、アパートが封鎖されてる、なんてこと。
街は安全だと思ってたのに!
猫に封鎖など無意味なので、警備の隙をついてアパートに潜り込んでいくのですが。
でも、せっかく猫が頑張ってやって来たのに、彼女は不在なんですよね。そこには謎のメッセージだけが残されている…。
メッセージに従っての宝探しはちょっと楽しかったです。
引き出し開けてロフトスペースに行くの、工場前に来た時にやってて「ここにメモリあるかと思ったのにないな~」と思ってたんですが、この宝探しのための引き出しだったんですね。
賢いキャットですので、もちろん無事に全ての宝を見つけますよ。
解読したところ、どうやらClementineはナイトクラブにいる模様ですので、向かいましょう。
ナイトクラブの前で3人組に再会したの、嬉しかった!
あと裏手で屋根に人乗ってるのも笑えました。あなたも猫と交流しよう。
ナイトクラブの中の謎解きで、また少し詰まりましたね。うーん、詰まってばっかりだな。
ドリンクがどこでもらえるのかが、なかなか分からなくて…。
バーテンと交流してももらえないので、バーテンの横から勝手に取るらしいです。なんだよ、バーテンに愛想振りまいても意味ないのか。
探索を重ねる課程で、地下に行ったらメモリを見つけたので、それはそれで怪我の功名のような感じでしたが。
ついでにミッドタウンでは、全然メモリ取れてなかったこともあわせて知ってしまいました。
わー、3つも空欄があるよ…。
突然の裏切り
ナイトクラブの2階で、Clementineとやっと再会、と思ったら。
え?あ、はい。
なんかいきなり裏切られましたけど?
…いや、正直あなたに特に思い入れないので、猫ちゃんとしては何も思わないな。
Clementineはショックかもしれないけど。
でもさ、工場潜入まで協力しといて裏切るの、今更?感も強くないですか。
何がしたかったんだ?愉快犯なの?
しかし、工場から出てClementineを探す間、あんなに苦労して見つからないようにしてきたのに!
結局ここで捕まるんかい!
なんだか諸々に徒労感です。
なんだったんだ、あいつ。
ジェイル
とらわれキャットの脱出劇
えっ、猫が檻にとらわれてるー!?
場面が変わっていきなりの絵面にびっくりしてしまいました。
しかし、容易く脱出できますね。猫に対する処理が甘すぎるな。
あ、でもドローンがいない…。
久々にお洋服なしバージョンで探索します。
工場でもそうでしたけど、監視ロボはルーチン行動しかできないんですね。
メタ的には猫プレイできるようにですけど、さすがにこんな監獄で、警備が節穴すぎるのどうかと思う。
…うーん、それともこの社会は、猫やドローンちゃんみたいな小型ロボを想定してないのか?
人型ロボのことだけ考えてる?
監視ロボがドローンタイプなのに、ドローンちゃんみたいなものを想定しなくて良いのかな?
ドローン系は、一般民衆には使えない、管理側限定なんでしょうか。
……もしそうだとしたら、そのうち、全てがちまくてすばしこいZURKの餌食になる未来しか見えないんですが……。
Clementineを発見
Clementineと合流、したけど。
そうか、ドローンちゃんがいないから言葉が分からないのか!
これ結構不便だな。
この合流後、実はちょっとバグりました。
ドローンあそこにいる!ってやり取りしてから、Clementineがその場から動かなくて、どこにも行けなくて…。
しばらくぐるぐるうろついて、面倒になって「攻略見ちゃえ」でネットで調べたら、進行不能バグでした。
オートセーブから再ロードしたらClementineがちゃんと扉開けてくれましたよ。
もう、Clementine、バグってないでちゃんとお仕事してくださいよ。
相棒救出大作戦
この、ドローン救助がこのゲームで一番の難所でした!
Clementine一緒に来てよ~!ひとりにしないで!
ドローンちゃんを閉じ込める赤いレーザーをどうやって越えるのかに悩みつつ死に。
ようやく察して電源切ったら、監視の警戒度が上がるし!
いやー見つかっては死に、見つかっては死に、の繰り返しでした。何度もやり直した。
ちょっと高いところに乗ってれば監視どうせ気づかれないだろとたかくくってたら、めっちゃ照らされるし。
さっき警備節穴とか言ってごめんって。
ここ、生き延びるポイントとしては、ドローンのいる台の下が警備の死角になってるんですね。
それに気づくまでずっと死んでました。
Clementineのとこに戻り、外へ外へ。
監視閉じこめ作業は面白かったです。
まあ1回目では1度死んだけど。
2回目(2体の監視閉じこめるやつ)は死なずにいけました。
そして、トラックでゴー!
走って飛び乗るのめっちゃ熱い!
まさか猫がトラックに追いつけるとは思わなくて「お姉ちゃんに置いて行かれた!待って!」って最初ちょっと思ってしまいましたけどね。
そんなことはなかった。ちゃんと素早く走りましょう。
Clementineとの別れ
Momoに続いてClementineにも「良いから先に行け!」をやられちゃったよ。
ていうかこの状況でそれは普通に死亡フラグでびびった。
パワフルお姉ちゃん、どうかご無事で!
…まあ、地下鉄の動かし方が分かんなくて、結構な時間悩んでたんですけど。
工場で回収してきたバッテリーの存在はすっかり忘れて、地下鉄の操縦席で「動かないが?」ってやってた。
アントビレッジ側に戻ると、はめるところがあるのね。
だいぶ長くかかってしまったけど、まだClementine無事かな…。
あとバッテリー、ドローンちゃんが確保してたからとはいえ、よくジェイルで回収されなかったですね。猫達を甘く見てるなあ。
コントロールルーム
地下鉄から降りると…
なんかすごい清潔そうなところに来た!
この場所は、柔らかい肌の人類が生きていた頃、その終末期を思わせます。
地下封鎖して…最後は、感染症で滅んだんでしょうか…。
ここは敵がいませんのでゆっくり謎解きのみ。
プレイしてた時は、いつか敵が出てくるとびくついてましたけど、結局最後まで出てこなかったです。
工場でも見た四角ロボ、おつかれー。
なるほど、これで扉を開けるのね。
コンピュータに飛び乗ってつけてまわったり、ばりばり配線引っかいたり、機械相手の猫の活躍の仕方が楽しかったです。
配線引っかいてからハッキングするってどういうこと笑
しかし…ああ…。
ドローンちゃんが…。
駄目だよ、一緒にお外行こうって言ってたじゃん…。
としんみりしてたはずだったんですが。
指示された3つのハッキングを終えた後、空を開ける方法が分からず、最後はドローンそっちのけになっちゃったという。
窓際のコンピュータのところ行っても駄目。
奥のメインコンピュータも駄目。
部屋の案内図をズームでなんとか読み解き、非常口から出るのか!?とそのへんうろついても駄目。
堪えがきかないので、もうここはネットで調べました。
窓際のコンピュータの、青いところにちゃんと置けてなかっただけだった、というオチでした…。
必死になりすぎてしんみりが薄れてしまった。どうしてくれる。
自由の青空
天井が…開いたー!!!
うわ、これは感動する!!!
スラムのみんなー!わー!Momoー!
あ、Clementineも無事か!よく逃げ切った!
……ZURK消えるんかい!?紫外線だから?
ドローンちゃんのそばで眠りながら、天井が全部開くまで見守りました。
猫の寝息と空の青。
ああ、でも、どんなに呼んでも、もう動かないドローンが切ない。
最後は、変わらず働き続ける作業ロボ達を横目に、アウトサイドへ。
以上でクリアです!
おわりに:考察的妄想など
猫ちゃんって我々の知ってる猫ではないのでは…?って最後の方、ちょっと思ってました。
そもそも賢すぎるし、丈夫すぎるし、実はあれもロボットなのでは。
そうでなくても、おそらく柔らかい人類滅亡直後は外環境も過酷だっただろうし、そこを生き延びた種でしょうから、多少は今の猫とは違いますよね。
あの太陽、ZURKに効果大でしたし、もしかすると紫外線きついのかもしれないし。
終末モノあるあるで放射能とかもありそう。
まあ…後から考えると、アウトサイド(序章)の廃墟っぷりはなかなかでしたね…。
確かスラムにめっちゃご長寿会話してくる人いたから、少なくともそのくらいの時間は経ってる。
きっと、長い長い年月を経て、生き物の生存に適さかった外環境は自然豊かな世界へ、ってやつなんだな。
猫達が遊べる環境になっているのだ。
あと、最初はドローンちゃんの言うことよく分かんなかったけど、そうね、人類滅亡してる世界だったのだなあ。
ドローンちゃんが人間だったことには驚きました。
しかも、だいぶハードな人生だったようで。
…うーん、最後、やっぱり一緒に行きたかったよ。
なんか復活の目はないのかな。
まあ妄想は自由なので、適当に脳内補完します。
Docが復旧してくれるとか、実は猫家族に生まれ変わってくるとか。
ドローンちゃんが人間だった頃、家族の一員として猫を飼っていて、その生まれ変わりが猫ちゃんってのも良いな。
あとちょっと気になってるのはZURKのその後なんですけど。
あいつら、別に全部滅びたんじゃなくて、なんだかんだ日陰で生き続けてそう。
というか、あの下水道の母達ZURK、置いといたままで大丈夫か?
…そう考えると、平穏ハッピーエンド!ってわけではなく、不穏も残ってるのかもしれません。
ただ、そこは猫ちゃんが考えることではないので別に良いですよね。
なんか固い人類達が頑張ってくれるに違いない。
ちなみに、その固い人類達ですが…ちょいちょい子供っぽいやつとか若者っぽいやつとかいましたけど、あれどういう仕組みなんでしょう。
何かしらの方法で「生まれてくる」のかなあ。自我のないロボットが自我を獲得するとか?
ドローンちゃんは電子世界に閉じ込められてたのをインストールしてたけど、似た感じで、電子の海で生まれた自我がインストールされるとか?
ジェイルで初期化されてるみたいな人もいましたよね。人格消されることもある?
固い人類には、謎も多いですねー。
うん、ともあれ、満足感のあるゲームでした!
猫やドローンはともかく、MomoやClementineや、その他のNPCも含め、固い人類もだいぶ好きになってしまった。
特にMomoは推しです。自分も怖いのに、危険なところに一緒に行ってくれる人、いいよね!
ラストでは、猫家族との再会あるかと期待してたので、それがなかったのは少し心残りですかね。
でも、あの猫ちゃんなら余裕でしょうね。
Momoやアウトサイダー達ともまた再会して欲しいな。
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