FF12 プレイ感想⑪ リドリアナ大瀑布~空中要塞バハムート

「FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE」
とうとうラスト!

クリア時点で全員のレベルは48だったかな。

プレイ時間は……バハムート突入前で59時間27分なので……。
60時間超えたのは確実、65時間までは行ってない、くらいかな。

この記事も、最後なのでさすがに長いです。
一気に書いてしまいます。

リドルアナ大瀑布~リドルアナ大灯台

一行、というか、アーシェの前に示された道は二つ。

繭を砕けば新たな破魔石は出ない。黄昏の破片も力を失う。人造破魔石は残るけど。
もしくは、破魔石を切り出して帝国に対抗する。オキューリアに従う正義の聖女ルート。

かつて、レイスウォールはどう考えてたのかな、とも思いますね。
たぶんオキューリアを良しとはしなかったんだろうけど、力は必要だった……。

レダスは死都ナブディスの関係者ムーブを続けています。
故郷ではない??思い出深い???
なんなんだー。君はなんなのだー。
強そうだし、パーティーに入ってくれたのはありがたいけどさー。

さて、やっと修理が終わったシュトラールに乗って、一行は『絶海の塔』大灯台がある、リドルアナ大瀑布へ。

ここがですね。この大灯台がですね。
なっっっっっがいんですよね。

下層、中層、上層とあって、それぞれが一つ分のダンジョン並みの広さ。
要はダンジョン三つ分を一気に攻略するようなもんです。
3~4時間くらいかかりました……。

あとから知ったけど、事実上のラスダンだったみたいですね。

雑魚敵も強くなって、状態異常で壊滅しかけたり。
ボス戦では、そろそろプロテスとシェルが必要になりました。今まで使ってなかった。
もうちょっとでボスのHP削りきれる、というところで3人とも殺されて、控え3人出すことになったことも1回ありました。
ぎりぎりだった……。
レベル揃えてあるから別に控えメンバーでもボス戦は問題ないんですけどね。

「でもね、亡くなった人達の心はもう動かないんだよ。何があっても、何をしても」
「目を閉じて思い浮かべる幻みたいに――ずっとずっと変わらないまま」
パンネロの言葉に同意し、どれほどの時が過ぎようと振り返る過去は生々しい、と言うレダス。
「過去はそうやって人を縛る。幻を絶ち真の道へ至れ――か」

パンネロ~~~!!
うう、こう言うまでにどれほどの葛藤があったのか。
なんかすごい人生経験を感じる台詞だ。パンネロの両親も戦乱で死んでいるからね……。

パンネロはたぶん旅に出る前から達観していて、前を向いていたんですよね。
前を向き続けるバッシュとかパンネロは、『選ばれし者』になる要素は一切ないんだろうな。

さて、進み続けて、最奥。
繭を目にして、なおも迷うアーシェ。

「レイスウォール王はこの剣で繭を刻み力を手に入れた」
「だけどお前はその剣で繭を壊す。そうだろ?」
「『お前』はやめてよ」

ヴァン、ちゃんと主人公っぽいじゃないですか。
プレイしてきて見てる感じ、そんなに影薄くないと思います。
いわゆる冒険の英雄的な設定には絡まないけど、これもこれで主人公だと思う。

まあアーシェが主人公っぽい設定だっていうのは分かる。
ただ、バルフレアは本人が言うほど主人公ではないです笑
頼れる脇役お兄さん枠だよね笑

会話するアーシェとヴァンの前に、またラスラの幻影が現れる。
あ、今回はバッシュにも見えてるんだ。
「破壊があなたの願いなの!?私の義務は復讐なの!?私は――」
アーシェの悲痛な叫び。悩んでいるなあ。

そこに現れるガブラス。
こいつなんでわざわざ煽るの?見極めるんじゃなかったの?
もうそういうのどうでもいいのかな。

そしてレダスの正体!
あああああ!こいつあれか!
ジャッジ・ゼクト!

「手を伸ばせアーシェ王女!」
「だがな、掴むべきは復讐や絶望を越えたその先にあるものだ」
「俺やお前のような縛られた人間には手の届かない代物だ」

そう叫ぶレダス。
一方のガブラスは、過去からは逃れられない、それが死者たちの願いだ、と。

アーシェはヴァンを見て……。
ガブラスはヴァンの兄のかたきでもあって……。

「ラスラ――」
「私 あなたを信じてる」
「あなたは――」
「あなたはそんな人じゃなかった!」
「あの人はもう――いないんだ」

アーシェはとうとう、逃げるのをやめます。
ラスラの幻影は消えて……うん、やっぱりオキューリアよな。

「私は聖女なんかじゃない!」
ダルマスカはこれまで、石に頼らずに来た。石に頼らないことを決めた国だった。石に頼るのは裏切りと同じ、と語るアーシェ。
「天陽の繭を砕くわ。破魔石を捨てる!」

そんなアーシェに、ガブラスは、国を滅ぼされた恨み、死んでいった者たちの恨みが果たされない、となおも言い募る。
そこにヴァンが言う。
「違う。何も変わらないんだ。兄さんの恨みなんか晴れない。兄さんはもう――いないんだ!」
ヴァンも改めて、前を向く。
ガブラスは憎いけど……兄さんの恨みは晴れない……。

力なき者に未来はない、と言うガブラスに、ならば俺が守ろう!と言うバッシュ。
さすがー、かっこいいー。

それにしても、バッシュとガブラスの過去、気になるなあ。
バッシュは故郷と家族を「捨てた」。詳しくは語られないままだった。
戦闘中だっけ、そうだ!俺の罪は消えん!だから未来への捨て石で構わん!とかもバッシュ言ってましたね。

バッシュ的にも罪悪感がある。
ただ、たぶん、何かしらの理由があって、ある程度は仕方のないことだったように思える。
置いて行かれたガブラスも、バッシュを恨んではいるけど、仕方がなかったことも分かっていそうな感じ。
そういう感じを覚えるだけですけどね。

復讐の義務か……復讐の義務って哀しいな……。

「王女に剣を向けたその時貴様が何を裏切ったかわからんか!貴様はラーサー殿の信頼を裏切った!」
ガブラスとの戦闘終了後、現れたシドがなんか言ってます。
なんでいきなり良いこと言ってるの?どうしたの?笑

シドの目的も繭を破壊すること、のようですが。
しかし繭が蓄えたミストをバハムートに食らわせる?
バハムートといえば…召喚獣かな?この後のボスでまた出るかな?
「神を気取るオキューリアをはねのけ歴史を取り戻す人間の雄叫びだ!」

このシーン、バルがフランかばってるな。
この二人のつかず離れず、気遣いはある関係性はいいですね。

「それで人造破魔石かよ!オキューリアの石を猿真似してあんたが次の神様か!」
「神を踏み台にして何が悪い!わしを失望させた上逃げて逃げて逃げきれず いまさら舞い戻りおって!」
「来い ファムランッ! 儂の石を思い知れ!」

というわけで連続でシドと戦闘に入ります。
まあ倒すよ。ついでに出てきた召喚獣も倒すよ。
大灯台ボスはままあったけど、攻撃無効系は鬱陶しいですね。

「どうせ逃げるなら 逃げきってみせんか馬鹿者めが」
自由の夢を見続けた老境のひとは、ここまでです。
せめて理解して看取れたのが、息子にとっては良かったのかな。

繭を止めなくちゃ!というところで、ヴァンも剣持ってるの、つい笑ってしまいました。
覇王の剣と契約の剣、2本あるからね笑
でもたぶんヴァンも『選ばれる』適正あるから、そういうことなんだろうな、とも思いましたが。

しかし最終的に、剣はレダスの手に……。
「ナブディスに償う」
「ジャッジマスターを甘く見るな!」

レダス……。
終盤で出てきたキャラだけど、結構存在感ありましたね。

港町バーフォンハイム~空中要塞バハムート

レダスを残し、バーフォンハイムに帰ってきた一行の元に、客が来ていると。
誰?と思いましたけど、そうか、アルシドか!
知らせを持ってきたようです。
情報教えてくれて便利だな!という感じですけど、この人もどうしたらいいか決めかねて、相談したかったのかもしれない。

ロザリア帝国の参謀部が解放軍に手を回していた。
解放軍の一部が訓練中に離脱し、帝国と交戦開始。ロザリア正規軍が義勇兵・傭兵として混ざっており、画策した。
オンドール候は見捨てられず、主力を出して帝国と戦争へ……。
戦場は――ダルマスカ。

ヴェインは黄昏の破片こそ失ったが、ミストを動力にする空中要塞バハムートがある。
バハムートってこれかー。
召喚獣じゃなかったですね笑
レダスが繭を止めていなければ、数千倍のミストがバハムートに供給されていたらしいです。

バルフレアは「シドの後始末」と表現。まあ息子としてはね。
ダルマスカを守る。
「それが私の――」と言いかけたアーシェの言葉を、ヴァンが「オレ達の仕事だ」と引き取る。
パンネロも「私達の街を守りましょう」と頷く。
ああ、いいなあ。
ダルマスカはみんなのものだし、みんな仲間だからね。

アルシドはロザリアの侵攻をできるだけ止めると言います。
あとアーシェ口説いてた笑
マルガラス家発祥の地、夕日にきらめく“琥珀の谷”を案内するとかなんとか笑
考えてみると、この人、アーシェの政略結婚相手になりうるのかな?
後ろでバルが呆れたため息を吐いてますが、フランがそのバルを楽しそうに?見てました。
これはアーシェとバルのフラグ的描写だったのかもしれない。唐突感があるけど。

場面はバハムート内部へ。ヴェインとラーサー。
どうも解放軍側は降伏の意志を見せていたっぽいです。
しかし、ヴェインは艦を手ひどく攻撃。
許しても再び反乱をたくらむのだから、反乱など考えないように叩き潰す、というのがヴェインの考え。
ラーサーは手を取り合う未来を信じて、あなたは間違っている、と兄に言う。
ヴェインの返答は、ならば私を正す力を身につけるのだな、でした。
この人も、力に力、の思考なんだな。

さて、シュトラールに乗り込んで、ヴァン達も突入だ。
「オレたちに任せろ!」
「あの人は『オレ』じゃないよ」

ここおっかしい笑
いきなりラーサー出てきてなんか変だと思ったら、ヴァン、ちょっと笑

バハムートの内部は地図なし。
雑魚敵も無限湧きみたいで、無視して進むしかないみたいです。
割と強くて、戦い続けていたらしにそうになった!

そんなに広くないので、すぐにボス連戦が始まります。

最初はガブラス。
「故郷を捨てたお前の問いに答えるのが――兄としてのつとめだな」
なんかこんなようなこと、バッシュ、序盤にヴァンにも言っていたような気がする。
義務の人だなあ。

ガブラス戦後、すぐイベントじゃなくて、キャラ操作可能になります。
その後はヴェインと3連戦。
後から考えると、ガブラス後に、ちゃんとMP回復しておくべきでした……。
どうせガンビットだし、エーテルたくさんあるから良いけど……。

「あなたは何者だ?亡国の復讐者か?あるいは救国の聖女か?」
「どちらでもないわ私は私――ただ自由でありたいだけ」

ヴェイン、ラーサーに君主たるもの云々って言ってたのがちょっと気になりました。
ヴェインに何かあればラーサーが継ぐと思っていたのか……。
いや、単にラーサーもソリドールだから、というだけかもしれませんが。

2戦目直前にガブラスに「ラーサーを守れ」と命じているので、本当にラーサーにだけは甘いよな、お兄ちゃん。
ラーサーはもはや唯一の家族ですし、「必要」さえなければ、切り捨てない。
人の情がないわけではないのが複雑だな。

話が前後しましたが、ヴェイン1戦目はラーサー加入。
2戦目はふらふらで追いかけてきたガブラスが加入します。
で、2戦目の後に、ガブラスがヴェインに致命傷を与える。

覇王にはなれなかった、願いは別の者に託してくれ、と言うヴェインに、ヴェーネスは「とうに叶えられた」と返しました。
「繭は砕け 破魔石の歴史は終わった」
「世界はもはや 不滅なるものを必要とはしない」

だから、ヴェーネスは、君の歩みを見届ける、共にゆこう、と……・。
ヴェインの返答は、新たな歴史の始まりを告げよう、シドが待っている、というものでした。
もうこいつも死ぬ気だな。
複雑だなあ。この人達も分からないわけではないんですよね。やり方は認められないけど。
ヴェーネスは、人間に、というかシドとヴェインに、情も感じる。

ヴェイン3戦目は、ヴェーネスとヴェインの合体なのかな?
ミストの暴走っぽいことになっていましたが……ビジュアルもきもちわるいですけど……。
最後、彼らが何をしたかったのかはよく分かりませんでした。
完全に倒される悪役として、立ったのだろうか……。
友人であるシドへの手向けだったのだろうか……。

「私達はもう――自由です!」

ラスボス終了後、バハムートが落下を開始。
ヴァン一行はシュトラールで逃げようとしますが、グロセアリング(エンジン、燃料に相当するのかな?)に不調あり。
バルフレアとフランは、ヴァンとパンネロに操縦を任せ、エンジンルームへ行っちゃいます。
ヴァン→バルフレアはそうだろうけど、フラン→パンネロで継ぐんだね。今更ですが。
もうちょっとシナリオ上で描写欲しかった~~!

さて、実際には、バルとフランはシュトラールには乗っておらず、バハムートのグロセアリング修理に向かっていました。

ジャッジ・ザルガバースがちらっと存在を主張していましたが笑
この人、いいひとっぽいけど、結局影薄かったな。

シリアスな場面ながら、バッシュがガブラスの振りしていたところもまた笑ってしまいました。
さっきのヴァンと同じことしてるのがおかしくて!

あらかじめネタバレで知ってたんですが。
アーシェ、「あなたが死んだら 私は――」か。
「二枚目は大変ね」とフランもからかうけど……。
そうだとすれば、アーシェが思いを秘めすぎてたよなあ。
単に仲間への感情で良かった気がする。

アーシェの最後の「バルフレアー!」叫びは、なくてもよかったかな。むしろヴァンが叫んでれば納得できた。
いや、シュトラールを頼むって言われたヴァンが、思いを飲み込んでしっかり返事をしているの、良かったんですが。
個人的な感想です。ちょっとここだけは不満点。

エピローグ

成長したパンネロかわいい!
細い三つ編みと髪飾り、あとズボンがかわいい!

あれから1年。
もうすぐアーシェの戴冠式だそうで。
墜落を免れたバハムートが植物に覆われて遺跡オブジェっぽくなっているの面白い。観光名所とかになって欲しい。

アーシェもすごーく優しい顔になりました……良かった……。

バッシュはあのままガブラスとしてラーサーについているみたいです。
あの場だけのなりきりじゃなかったんですね。

この1年間、生死不明だったバルフレアとフランも、無事生還したようで。
ラスラの指輪、アーシェに返したんだね。
アーシェがバル好きなら、ちょっとだけ嫌みなような気もしますが笑
過去の男×2からの指輪になっちゃったよ。
いや、バルはまだわかんないのかなー、どうだろうか。

バルフレアの手紙に導かれて、ヴァンとパンネロはこれから空賊デビューか。
FF12の続編?的なゲームがあると聞いてるんですが、そのエピソードに繋がるのかな。
正史ではないとかも言われてるみたいですけど。
そのうちやろうかな。

何はともあれ。
みんな幸せになって良かった良かった!
めでたし!

余談

オキューリアあれで大丈夫か、とかはちょっと気になるところ……。
ヴェーネスは満足していたようですが。
不滅だから死んだわけではないし、彼らの力の源がよく分からないので、破魔石なくせばオッケーなのかがなー。
ゲーム的にも倒していないから不安は残りますね。
まあヴァン達が生きている間くらいは大丈夫でしょうか。

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