前回に引き続きボイスオブカーズ(VoC)シリーズの感想です。
「Voice of Cards できそこないの巫女」(Switch)
めちゃくちゃ寄り道もしてて22時間くらいです。
探し回ったのに、マップイベントどうすればいいか分からなかった…。
ひたすら歩き回って逃げ回ってたけど、今考えると高速機能使えば良かったですね。
序章~1章
はー!今作のムービーは章が終わった後に流れるんだ!
終わりの島から始まることといい、今回は前作と対比が多かったですね。
今回の主人公はバランさん。
なんか…隠居した元戦闘職か?
魔物と戦い慣れている感じ。
衣装も変わってるよね。ハートの兵士みたいな雰囲気。
基本はバラン・リディが固定で、章ごとに他のキャラが一時加入していくシステムでした。
ラックはともかく、巫女・従者がレベル固定かつ装備固定なのはなかなか思い切ったな。
巫女については、デスヨネーってなりました。
今作の方がニーア味というか、ヨコオタロウさんだな感が強いですね。
心の世界のあの傷の表現とかもね。
そして、青コンビ性癖です!
あの別れからのハイドの叫び、たいへんよき!
祭壇脇での呟きもたいへんよき!
章が変わっていってもこのひとずーーっと祭壇脇に佇んでるのは笑えた(毎度見に行ってた)
2章
赤コンビは実は鎧の人が巫女なのかと思ったけどそういうことじゃなかった笑
イケオジ出てきて「違った!」と1人で受けてました。
ボイスがないから想像力を膨らませてしまう。
青を経ていたので、そんなに巫女になりたいのか?というのが疑問になってしまった。
前の赤の巫女は戦場で死んだことになってたから、巫女を捧げるのが長期スパンで100年に一度とかで良いのか、巫女の最期を知るのが従者だけとかなのか、どっちかなのかな。
しかし、ここは街の人々割と腹立つなー。
強さが全てってなんか変なの。
これはこれで歪んだ世界ですね。みんなの認知歪んでそう。
あと、これは2章の話じゃないんですけど、2章クリア後にやれる闘技場戦闘は敵キャラが面白かったです。
(白コンビと一緒に行った)
3章(黒)
嵐の方から行きました。
そこで語られるラティの過去よ…。
黒コンビも好きだなあ。
きゃぴきゃぴ恋人として振る舞ってたフィーラ・ハイドとは違って、落ち着いた関係性に見えて、実は既にできあがってたのは笑った。
ていうか青、赤に比べて、黒コンビ強くないですか?
3章からやたら巫女・従者が強い。
いや赤もダイス目さえ良ければ強かったですが。
青は最初らしくくせがなく使いやすく、その分と言っては何ですが、突出して強くもない感じ。
タワーディフェンス風の魔物侵攻は楽しかったですね。
まあそんなに難易度は高くなく、プレイヤー的には全然危機感はなかったけど。
卵は壊さず残しておきました。
なんか…この章のテーマとして「生まれてくる命を殺す」のは違うかと思って。
でも特にその後のシナリオに影響はなかったっぽいかな。
気になるのはあれですよね…。
生まれた赤子の名前が「クロエ」だったことですよね…。
うわー!そうだったのか!と思いつつ。
確かクロエはドラゴンに母親殺されたと思ってたんですよね。
黒の精霊がドラゴンの姿してる描写は、カード裏面だったかにありましたが。
テキスト見るに、父があえてまっさらな真実を語らずに、クロエに伝えた感じかな。
でもそれであんなにもドラゴンを恨むのか?
相当曲解がないとあそこまでの恨みにならない気がするんですが。
父の語りがだいぶ歪んでいたのか?(いや歪んで伝える意味が分からないけど)
それとも他に何かあってクロエの解釈が歪んでしまったのか?
少なくとも、母を殺したドラゴン(精霊?)と、「ドラゴンの島」のドラゴンは、また別ですよね?
いやまあ実際には出産で…なので直接的には精霊でもないけど。
クロエって「ドラゴンの島」段階では、なんとなく両親ともに死んでそうだから(さすがに娘があんなになって飛び出すなら父は止めろ、真実を語れ)、そのへんでも何かあるのかな。
というか、「ドラゴンの島」がもっとずーっと未来なのかもしれないけど。
かつての巫女様の娘、希望の象徴として、クロエって名前がありふれた名前になって、赤子とクロエが別人ならあり得る。
ドラゴンによる薬の開発~拡散も、せいぜい一世代の話じゃきかないですよね。
ダストが子供の頃から薬は使われていたわけで。
うーん、でも「彼は娘にどう語っていくのだろうか…」みたいなテキスト描写的には、この赤子がクロエっぽいんだよなあ。
たどり着いた先でドラゴンが虐待されてたから、黒の精霊を思って、ドラゴンを保護する一族になったんだろうか…?
3章(白)
白コンビはゆりゆりしてて可愛いんだけど。
いやーディストピアですね。
これもまたデスヨネー展開だった。
章が終わった後でも話しかけられるのは赤の巫女・従者と同じなんだけど。
ここは「別人」になっちゃうから、しんどい。
ところでこの章は船をけなされてキレるバランさんが物騒でしたね。
血で汚すつもりだったのかよ!物騒だな!
物腰は柔らかく、他人と仲良くなれるみたいな描写と、この「とりあえずパワーで解決しよう」的な心内の物騒さがアンバランスなんですよ。
あんまり回復手段が豊富じゃないから、白コンビ入れると戦闘が一気に安定する。
全体回復15と、全体回復+リジェネは強い。
ジェムのコスパもいいし。
巫女が色々言う割に、従者の方が攻撃力高くて強いのは笑った。
でもいいね、こういうの。
従者はチャージとか回復とかやることも多くて忙しいけど、特に強敵と戦う時、巫女はあんまりやることがないのは切ない。
4章
終わりの村の真実。
うーん、実はこれ…と思ってたらほんとにそうだった。
でもさーそれにしてもさー。
他はともかく、箱詰めして島流しはさすがにちょっと酷ですよ。
それで実は大事に思ってて…は「いやいやいや」ってなった。
バランが助けるのを加味してたのかもしれないけど、それにしてもよ。
笑って許すリディさんが女神か。
いや、それとも、こういう性質だからこそ巫女なのか。
そう考えるとなんとも言えない気持ちになります。
それはさておき、リディ母のカード裏面は笑ったんですけど!
リディ、実は味覚だめなのかな…。
心の世界の女王の4択、全部試しましたけど全部不正解ですね。
そんなことだろうとは思ったけど理不尽である。
終章
なんということでしょう。
心の世界がぐちゃぐちゃになってしまいました。
ええとね、余談なんですけど。
いわゆるわらしべイベントってやつかな。
海ぶどうを求める人、丸いものを求める人、棒を求める人。
それが解決できず、渦に囲まれて行けてないマップもあるのに、「最後の戦闘です」って言われてしまった!
(追記:あー!陸地か!そういえば傷薬くれっておばさんいましたね!あそこが始点か!)
えー…と思って現実世界うろうろしてたら、4つの巫女の器の進化イベントは見つけた。
でもこれもシナリオには影響はなかったのかな。どうなんでしょうね。
そして、ラスボス周りは、2回ゲームオーバーくらいました…。
アイテム全然足りてなかった!
無駄に闘技場受付に再戦とかしてたから!
初見は一番最初に青・白の精霊に挑んだら蘇生薬切れてしにました。
2回目は蘇生薬買ってきて、黒→赤→青・白→王までいって、王の状態異常に苦しんで回復できず、蘇生薬も切れてしにました。
ははははははははは。
各精霊は挑む順番で別に強さは変わらない感じですかね。
基本バランがダメージソースなので、初見で青・白でバラン・リディ抜けた時は「えっ!無理では!」と思った。
いやほんとに無理だったけど。
ダメージソースではなく回復手段の枯渇で無理でした。
2回目で黒からやったらバラン・リディがいて、「いるじゃん!!!」ってなった笑
3回目は状態異常回復アイテム買い込んできて、勝ちました。
なんかねーラックは変なぬいぐるみって印象が強すぎて。
あんまり友って感じじゃなかったんですね。
いや仲良しではあるけど…マスコット枠というか…。
前作のクロエ同様、私が行間読めないせいでもあるけど。
なんかこの語りが入るTRPG風だと、「友」とか「恋」とかきっちり文字で表現されてしまうので、関係性が規定されるのが、むずいな、こそばゆいな、と思いました。
キャラ同士の会話も、豊富にはしづらいしね。
残した思い出は、友情の思い出。
恋と迷ったんですけど…バランはいいよって言いそうだったから。
(ていうかこうしたらハッピーエンドにならないかなってちょっと思ってた。そんなことはなかった!)
EDマークの後でエピローグ。
始まりの島となった、平和な島で暮らす少年と、眠り続けるラティ。
ううーん。綺麗な終わりではあるけど、かなしいね。
クリア後に渦に囲まれてたマップは開いたのかな?
ところで…。
私の驚きポイントなんですけど、バラン特に過去とかないんかい!?
あの物騒さは何だったんだ!?
ただの村人でしかなかったのか!?
結局バランはラティの従者なので、戦闘力高めだっただけなんですか?笑
そこ割と気になっちゃいました。
さすがにドラゴンの島よりも記憶が新しいので、記事は長めになりました。
前作と今作は始まりと終わりで対比が多かったので、これで完結かなと思ったけど。
GMさんが「またお会いしましょう」って言ってたので、また出るのかなあ。
また出たらやろうと思います!
次は探索中は高速化機能使うわ。
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