「刃魔正忍記」リプレイ⑮ 天に届く剣【ネタバレ注意】

こちらは『忍術バトルRPG シノビガミ』のリプレイ記事です。

プレイシナリオ:「刃魔正忍記 神の巻」
(『シノビガミ シナリオ集 正忍記・認』掲載、MASASHIGE氏執筆)

元は4人用シナリオの「刃魔正忍記」を、5人用シナリオに改変してプレイしています。
そのため、【使命】や【秘密】の文章、キャラクターや用語の設定などを一部、創作・変更して使用させていただいています。
(なお、シナリオ改変とは関係なく、GMが説明しやすいよう、多少表現を変えている部分もあります)

元シナリオ等、引用部分の著作権は著者、出版社・発売元に帰属します。

©冒険企画局 ©河嶋陶一朗 「忍術バトルRPG シノビガミ」

ネタバレにはくれぐれもお気をつけて!

前の記事はこちら↓

最初の記事はこちら↓

登場するPC

PC1 板鳥侑治(不知火)
・平和に暮らしていた学生忍者
・おそらく主人公

PC2 烏川流彦(私立御斎学園)
・PC1の命を狙う転校生
・おそらく裏主人公

PC3 高峰律(斜歯忍軍)
・PC1の幼馴染
・ヒロインはシノビガミとなった

PC4 天草雷(鞍馬神流)
・PC1とPC3の先輩…だった
・サポートキャラに見せかけたメインキャラ

PC5 みぃちゃん(隠忍の血統)
・PC2の従者
・マスコットを目指した妖魔の一部

episode 3 ~天に届く剣~

メインフェイズ(3サイクル目)

行動順:高峰律(PC3)みぃちゃん(PC5)天草雷(PC4)烏川流彦(PC2)板鳥侑治(PC1)

3-1.高峰律(PC3)のシーン

シーンプレイヤー:高峰律(PC3)
選択:ドラマシーン、情報判定→烏川カガリ
出演:PC全員

高峰律(PC3):GAST 学校シーン表(6) > 校庭。体操服姿の生徒たちが走っている。

烏川カガリ「どうしたの? ユウジの友達だっけ」
高峰律(PC3)「カガリ……あなたは私のことを良く知らないでしょうけど、私は色々と言いたいことがあるのよ」
烏川カガリ「なんだか怖いな」

カガリは困った顔をして板鳥の方を見るが、板鳥は烏川との砲丸投げ勝負に夢中だ。

校庭の向こうでは、板鳥が華麗なワインドアップ投法を見せている。
砲丸は空を切り裂き、美しい半円を描いて、校庭のサッカーゴールへと向かっていった。
ガシャーン、と大きな音が響き、周囲の生徒達がざわつき始める。

みぃちゃん(PC5)「行くミュ! 流彦クン! 狙え1km越え!」
烏川流彦(PC2)「1kmは野球ボールでも無理だ!」

囃し立てるみぃちゃんに、烏川が叫び返す。
天草はやれやれと呟いた。

天草雷(PC4)「男子って子供ね」

カガリは彼らを眺めて、諦めたように高峰に向き直った。

烏川カガリ「お手柔らかに」
高峰律(PC3)「まあ、今のあなたに言っても仕方のないことかしら? どこまで思い出しているのか、調べさせてもらうわ」

高峰律(PC3)「(大体、ちょっと一緒に修行したからってユウジの親友面して……。一番の幼馴染は私なのに)」

GM:おやおや(笑)
PL3:ということで、判定は見敵術で。
PL4:感情修正します。
PL3:ということは難易度6?
GM:いや、板鳥による難易度-1修正は感情修正と違って常時入るので、感情修正が乗っていれば難易度は5です。乗ってなければ6。

高峰律(PC3):【見敵術】で判定、失敗(出目4[1,3])

PL3:あっ……。
PL2:仕方ない、遁甲符を出しましょう。

烏川流彦(PC2)の遁甲符で再判定、失敗(出目4[2,2])

PL3:出目が駄目です!

→神通丸で再判定、失敗(出目4[1,3])

PL4:自分の遁甲符も使う?
PL3:……でもこれはもう成功できない気がする。
PL4:いや、これで行動を無駄にするのも良くないし!

天草雷(PC4)の遁甲符で再判定、成功(出目6[2,4])

PL3:な、なんとか……。

烏川カガリ。
彼の抱えてきた秘密は、シノビガミである高峰にすら、なかなか見通せないものだった。
しかし、幾たびかの試行を経て、高峰は彼の心の最奥に辿り着く。

【烏川カガリ 秘密】
あなたは神刀・禍狩とその欠片に残った残留思念である。あなたの【本当の使命】はPC1とPC2に平凡な人生を歩ませることだ。
シノビガミが魔仭「十束剣」だった存在と【感情】を結び、その【感情】が「天剣・理通」に注がれなければ、八岐大蛇を倒すことはできない。あなたは天剣・理通に束ねられた神刀・禍狩を通じてシノビガミの力を使用し、もしシノビガミが望まなくとも、魔仭「十束剣」達を蘇らせるつもりだった。
メインフェイズ中に刀匠が戦闘を仕掛けられた場合、あなたは刀匠の一時的な封印を試みる。また、あなたは戦闘終了後、この【秘密】を獲得しているPCの誰かにプライズ「渡来の巻物」を渡す。
※この秘密を得たPCは刀匠の居所を獲得する。

PL3:この秘密は全体に公開します。やっと刀匠の居所が分かった!

烏川カガリ「いいかい? 八岐大蛇を倒すには、刀匠を利用しなくちゃならない。でも、あいつが自由に動ける状態だと、また何が起こるか分からない」

カガリはそう説明した後で、言葉少なに語った。

烏川カガリ「『かつて』シノビガミは八岐大蛇を倒せなかった。だから『かつての僕』は、八岐大蛇を顕現させないようにすれば大丈夫だと思った。でも……」

『かつて』八岐大蛇を封印するだけでは駄目だった。
だから『今回』は両断戦争そのものを止めようとした。
――だが、十束剣達の争いは、いつの間にか再開を強いられていた。

GM:カガリはループしています。そして今回は、人間であるカガリが死んだ後も、「神刀・禍狩」として、あなた達の両断戦争をずっと眺めていました。そして、刀匠をどうにかしなければ、と気づき、刀匠に届く手段を探していたという感じです。
GM:カガリは皆さんに刀匠の居場所に繋がる転移座標をくれます。

高峰律(PC3)「あなたも色々動いてくれていたのね」

高峰は敵意を和らげる。
刀匠の封印に協力すると約束すると、カガリは安心したように頷いたのだった。

3-2.みぃちゃん(PC5)のシーン

シーンプレイヤー:みぃちゃん(PC5)
選択:戦闘シーン→刀匠
乱入:烏川流彦(PC2)

PL5:よし、刀匠と戦闘に行きましょう!
GM:感情を結んでいるのは烏川ですね。他の方は演出修正には来ても良いです。

みぃちゃん(PC5)「悪のボスを殴りに行くミュ! みんな、力を貸してミュ!」
板鳥侑治(PC1)「おう!」

みぃちゃん(PC5)(仮面が割れたら美少女だったりしないミュかね?)

GM:刀匠にすら…? ぶれないなあ、みぃちゃん。

カガリのくれた座標に向かうと、そこには、異なる次元への門が隠されていた。
忍び達が門をくぐると、そこには重厚な日本家屋が広がっていた。

板鳥と天草にとっては、忌まわしくも懐かしい屋敷である。

板鳥侑治(PC1)「ここ……そっか」
天草雷(PC4)「ここは……」

刀匠「邪魔立てするか、忍びども。我が剣はもっと強く鍛え上げられるというのに……!」
天草雷(PC4)「私たちは強いわよ、もう十分ね」

天草がきっと刀匠を睨み上げる。
みぃちゃんもまた、気炎を上げた。

みぃちゃん(PC5)「キミが刀剣女子濫造の犯人ミュね! 魔法少女の芽を摘むなんて許せないミュ! 覚悟するミュ!」
板鳥侑治(PC1)「俺は男だけど?」

思わず突っ込んだ板鳥だったが、みぃちゃんは彼からそっと目を背けた。

烏川流彦(PC2)「兄さんから話は聞いた。要するに、お前が諸悪の根源ってことでいいか?」
みぃちゃん(PC5)「流彦クン!」

はっとして、みぃちゃんは主人に注意を促す。
いつの間にか、周囲には渡来人の作り出した蛮子、幽々が無数に現れていた。
シノビガミである高峰が、十束剣であった板鳥と天草が、まず妖魔達に囲まれる。

みぃちゃん(PC5)「今動けるのは僕たち二人だけみたいだミュ!」

刀匠「我が崇高な理念を理解せぬニンゲンどもよ……」
高峰律(PC3)「そんなもの、理解できないししたくもないわ。最後に勝つのは私たちよ」

高峰は、逆に自らを囮とし、幽々を刀匠から引きはがしていく。
板鳥と天草も、高峰を追う。

天草雷(PC4)「ザコ共はこっちで受け持つわ。あんたたちでやりなさい!」
みぃちゃん(PC5)「やっちゃうミュ!」
烏川流彦(PC2)「お前が勝手に策動するなら、こっちだって勝手に抵抗するだけだ」

1ラウンド目

プロット5:みぃちゃん(PC5)、刀匠
プロット4:烏川流彦(PC2)

プロット5/みぃちゃん(PC5)のターン

みぃちゃん(PC5):刀匠に【裏真言】、命中
刀匠:回避判定、失敗(ファンブル→逆凪)

GM:えー!?
GM:……温存しても仕方ないので、奥義使います。絶対防御!

刀匠:奥義《カタナノマモリ》(絶対防御)

無数の刀が刀匠の周囲に現れ、みぃちゃんの攻撃を防いだ。

みぃちゃん(PC5)「無数の刀が刀匠の耳を切り落とすことで、ボクのマントラを聞こえない作戦ミュ!」

GM:き、切り落としませんからね!?
プロット5/刀匠のターン

刀匠:烏川流彦(PC2)に【陽炎】+【交叉】、【陽炎】の判定失敗(ファンブル)

GM:えっ。
GM:……神通丸使います。

→神通丸で再判定、失敗(ファンブル)

GM:も、もう一つ!

→神通丸で再判定、失敗(ファンブル→逆凪)

GM:こんなことって……。
PL2:刀匠は逆凪ですよね。よし。

みぃちゃん(PC5)「フレーフレー、流彦クン!」

プロット4/烏川流彦(PC2)のターン

烏川流彦(PC2):刀匠に【接近戦攻撃】、命中
刀匠:逆凪のため回避判定は自動失敗
→接近戦ダメージ1(生命力12→11)

烏川の攻撃が、刀匠に届いた。

刀匠「ぐっ……なぜだ……」

刀匠が膝をつく。
その隙を見逃さず、烏川は刀匠から「天剣・理通」を奪い返した。

みぃちゃん(PC5)「さすが流彦クン! ボクの教えた魔法を上手に使ってるミュ!」

GM:こんなはずじゃなかったのに、こんなはずじゃ……(動揺)
GM:奥義で範囲攻撃とか持っておくんだった……。

PL1:ラスボスっぽかったのに、拍子抜けですね。
PL2:烏川の接近戦攻撃は、指定特技が伝達術なので、刀匠は悪口でダメージ受けたのかな。
GM:なんてことだ……。

※GM注※
本来の刀匠データだと、奥義は2つ持っています。絶対防御とクリティカルヒット。
でも、神の巻では刀匠は八岐大蛇の前座でしかないし、さすがにクリヒはないかな、と思って、代わりに本来は持っていない神通丸2つを持って行ったのですが…。その結果がこのざまだよ!

高峰律(PC3)「烏川くん! こっちは雑魚を殲滅……って、刀匠が倒れてる?」
天草雷(PC4)「やったの!?」
みぃちゃん(PC5)「これが流彦クンの魔法少女パワーミュ!」
板鳥侑治(PC1)「やったな! 二人共でかした!」

刀匠「やめろ……もっと強く…もっと鋭く…神代の剣を我こそが作り上げるのだ……!」

なおも手を伸ばそうとする刀匠の足下に、封印陣が浮かび上がった。

烏川カガリ「みんな、大丈夫!?」
早乙女イツキ「間に合った…の…?」

PL5:あ、イツキさんも来た!

刀匠は完全に封印の中に閉じ込められた。
カガリは警戒を続けていたようだが、ややして、少し肩の力を抜く。

烏川カガリ「君達が時間を稼いでくれたおかげで、なんとか陣の構築が間に合った」
烏川カガリ「もちろん、渡来人相手にできる封印なんてたかがしれてるけど…しばらくは持つはずだよ」

GM:…カガリは、プライズ「渡来の巻物」を皆さんに渡します。
GM:また、今回は無事に勝利しましたので、追加ボーナスで忍具「変心丸」「陣中膏」も差し上げましょう。

プライズ「渡来の巻物」
烏川カガリが刀匠から盗み出した巻物。このプライズは特殊な忍具として2回使用できる。使用した者は、自分の修得可能な好きな忍法を1つ選び、特例修得することができる。2回使用された後、このプライズは消滅する。
このプライズに【秘密】は存在しない。

GM:「変身丸」は使用したキャラクターの【感情】を好きなものに変更することができる忍具です。
GM:「陣中膏」は、期間限定ですが、自分の【生命力】の状態に関係なく、修得している特技をすべて使用できるようになる忍具ですね。
GM:一応、このシーンは戦闘シーンなので、諸々は次のドラマシーンで受け渡しって形でお願いします。

早乙女イツキ「私達はここで奴を見張っているわ。シノビガミさん、八岐大蛇の方はお願いね」
高峰律(PC3)「ええ、任せて。大丈夫、必ず八岐大蛇を倒してくるわ」

3-3.天草雷(PC4)のシーン

シーンプレイヤー:天草雷(PC4)
選択:ドラマシーン、感情判定→みぃちゃん(PC5)
出演:PC全員

PL4:今更PCの秘密は抜かなくても大丈夫かな。みぃちゃんと感情を結んで和解しましょうか。
GM:ぎすぎすしてましたが、とうとう和解するんですね!

天草雷(PC4):GST 戦国シーン表(11) > 合戦場に設けられた陣内。かがり火がたかれ、武者たちが酒宴を行っている。

PL4:あ、振り間違えた。
GM:面白いのでこのまま行ってもいいですよ(笑)関ヶ原大戦の世界なので、武者もいることでしょう。
PL4:そうします?
GM:では皆さんは、刀匠の屋敷があった亜空間から出る際に、武者たちの酒宴の中に迷い込んでしまいました。

みぃちゃん(PC5)「(もごもご)」
※「天剣・理通」を頬張っている模様

天草雷(PC4)「……? なにここ?」
みぃちゃん(PC5)「ヘンな場所ミュ~」

高峰律(PC3)「妙な所に迷い込んじゃったわね」
烏川流彦(PC2)「……どこだここ?」

PL4:傀儡の術で人形を作ってみぃちゃんに渡します。

天草雷(PC4):【傀儡の術】で感情判定、成功

天草雷(PC4)「ん」
みぃちゃん(PC5)「可愛いミュ! 目が二つあるところが」
天草雷(PC4)「あんたはたくさんあるもんね」
みぃちゃん(PC5)「魔法少女を見逃さないためミュ」

天草雷(PC4)みぃちゃん(PC5):共感
みぃちゃん(PC5)天草雷(PC4):狂信

GM:狂信……。
PL5:ダイス目が(笑)

天草雷(PC4)「その魔法少女へのこだわりはなんなのよ……」
みぃちゃん(PC5)「ライちゃんはいい原型師になるミュ! ボクに初めての作品をくれて感激ミュ~」
天草雷(PC4)「平和になったら、そういう道もいいかもね」

GM:ここでプライズの受け渡しを許可します。
PL3:じゃあまずは「天剣・理通」をもらっておこうかな。
GM:「天剣・理通」は封印布のようなものでくるまれた状態です。布を外すと感情を注げますが、この処理は今やります? 後にします?
PL3:とりあえずメインフェイズの最後まで取っておきます!
GM:了解です。

みぃちゃん(PC5)「あ~、りっちゃん(刀)が~」
高峰律(PC3)「これはもらっておくわよ。……なんだかんだ、助けられてるわ。ありがとう」

PL:プライズと忍具の配分どうしましょう?
PL:シノビガミの高峰と、生命力が減ってる板鳥・烏川が使うと良いんじゃないですかね。
PL:「渡来の巻物」効果は、忍法修得か。悩ましい。
GM:単純に【頑健】とか取ると強いかもですね。あとは【痛打】もっておくとか、【達人】とか。
PL:忍法取れるのは1人だけですか?
GM:プライズとして使って渡して、で2人で修得してもOKです。

PL3:あ、じゃあ自分は【頑健】欲しいです。シノビガミ、死ぬとまずいので。
PL1:他に誰も使わないなら、板鳥に【秘中の秘】があればって感じですけど。
PL2:うーん、烏川は火力が低いので、自分も何か欲しいです。
GM:御斎だと【早乙女】が強いですよ。居所知ってればダメージ追加できる。
PL2:へー。ああ、本来は【電撃作戦】と組み合わせるのがいいのか。それもらっても良いですか?
他PL:了解です。

GM:えーと、変身丸は本来、背景「気まぐれ」をもってる板鳥向けに用意してたんですが……。
PL1:でも、今使ってもな、感はあります。高峰との間の感情はもう変えられなくなったし…。
GM:うーん、そこはそうですよね。でも、烏川との間の感情も今はマイナスなので、これをプラスにすれば烏川に感情修正はできるようになりますよ。
PL1:それは確かに。じゃあ感情を変更するのにもらいます。

他PL:残りの陣中膏は【汚れ】で一番生命力が減ってる烏川が持つのが良いのでは。
PL2:ありがたい。

板鳥侑治(PC1):「変身丸」使用
板鳥侑治(PC1)烏川流彦(PC2):友情

烏川流彦(PC2):プライズ「渡来の巻物」使用、【早乙女】を特例修得
高峰律(PC3):プライズ「渡来の巻物」使用、【頑健】を特例修得

3-4.烏川流彦(PC2)のシーン

シーンプレイヤー:烏川流彦(PC2)
選択:ドラマシーン、感情判定→天草雷(PC4)
出演:PC全員

PL2:自分も感情を結ぼうかな。
GM:ほんとにPCの秘密抜きに行かなくても良いんですか?
PL2:まあ大丈夫でしょ。

烏川流彦(PC2):GAST 学校シーン表 学校シーン表(6) > 校庭。体操服姿の生徒たちが走っている。

忍び達は改めて亜空間から抜け、平和な校庭に戻ってきた。

烏川流彦(PC2)「おっと……学校に戻ってこれた」
天草雷(PC4)「ギャップがすごいわね」
みぃちゃん(PC5)「まさか消火栓の中から異世界に行けるとはミュね」

烏川流彦(PC2):【伝達術】で感情判定、成功

PL2:刀匠の悪口を言いあって盛り上がりました。
GM:また悪口言ってる! 死体蹴りやめてください!(笑)

天草雷(PC4)「昔は恐ろしい相手だと思っていたんだけど」

烏川流彦(PC2)天草雷(PC4):共感
天草雷(PC4)烏川流彦(PC2):友情

3-5.板鳥侑治(PC1)のシーン

シーンプレイヤー:板鳥侑治(PC1)
選択:ドラマシーン、感情判定→みぃちゃん(PC5)
出演:PC全員

板鳥侑治(PC1):GAST 学校シーン表(7) > 廊下。休憩時間か放課後か。生徒たちが、楽しそうにはしゃいでいる。

板鳥侑治(PC1)「おーい、みぃちゃんやーい」
みぃちゃん(PC5)「ミュミュ? ユウジくんだったミュか? ボクにご用ミュ~?」

学園の廊下で、板鳥がみぃちゃんを呼び止める。

みぃちゃん(PC5)「あっ性転換の相談ミュ!?」
板鳥侑治(PC1)「そんな事してる場合か!」

GM:みぃちゃん……。

板鳥侑治(PC1)「それよりもヤマタノオロチ対策なんだけどさ(こそこそ)」
みぃちゃん(PC5)「ミュ? もっと魔法少女に見せ場を作る算段がミュ!?」

板鳥侑治(PC1):【暗号術】で感情判定、成功

PL1:「気まぐれ」のダイスロールします。……あ、またマイナス。
PL2:こいつ、自分から感情結びに行っておいて……!

板鳥侑治(PC1)みぃちゃん(PC5):不信
みぃちゃん(PC5)板鳥侑治(PC1):友情

GM:ここでメインフェイズは最後のシーンですね。
PL3:じゃあ、「天剣・理通」に感情を注ぎますか。全部注いでしまっていいかな?
PL1:あ、ちょっと待ってください。

板鳥侑治(PC1)「(大丈夫かなぁ……)」
板鳥侑治(PC1)「律、忘れるなよ、俺たちのこと。お前には俺たちがついてるんだからな。背負いこむんじゃねえぞ。また1人で突っ走ったら承知しねえからな!」

GM:ロールプレイありがとうございます。
PL1:秘密は自分からは開示できないんですが、自分の秘密の1行目を読んで欲しい。

PL2:まあ、刀匠から剣を奪い返してない場合、自動的に全ての感情が注がれてしまうことを考えると、そもそも全部入れるのはやばいんじゃない?
PL3:奥義大量獲得のロマンが……。背景「目撃者」が足を引っ張りましたね。

高峰律(PC3)「わかってる。今度はみんなの力を借りるわ」
高峰律(PC3)「この力と、みんなの助けがあれば……きっと、倒せるはず。八岐大蛇を」

封印布の中から、「天剣・理通」が取り出される。
剣はシノビガミの感情を吸い込んでいくが、かろうじて、制御はできるようだ。
高峰は、天草との思い出を、力として剣に注いだ。

「天剣・理通」は光を放ち、純白の剣――「天羽々斬剣」へと変じたのだった。

みぃちゃん(PC5)「わあ、真っ白でとっても素敵な刀ミュ!」
天草雷(PC4)「これで終わらせるわよ! 今度は負けないんだから」
烏川流彦(PC2)「兄さんの……そして未来で死んだみんなのために、絶対にやつを倒すぞ」

次の記事はこちら↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました