「黎の軌跡Ⅱ」レビュー&ネタバレ感想

ようやく黎Ⅱクリアしました!

「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ」(PS4→PS5)

クリア:2023/3/19
プレイ時間:96時間

総括としては「ナンバリングというよりは外伝かな」という感想になりました。

黎Ⅱというよりは、むしろ創CルートⅡかな。
まあ黎だからこそってところもあるので、黎外伝でもあるのかな。
そんな感じです。

すーなーコンビが好きで、あとシズナも好きなので、がっつり関わってきてくれたのは嬉しかった&楽しかった。
ただ、本編ナンバリングと思ってやると、ちょっと肩すかしかもしれません。
ファンディスクだと思ってやる方が良いと思う。

アライメントはALL4でした。残念。
でも今回はアライメントによる分岐はなかったようなので、まあいいか。

以下からレビューになります。
前半は(モブ以外の)ネタバレあんまりなし、後半はネタバレありです。

レビュー①:シナリオはキャラもの外伝くらい

上でも書きましたけど、本編ナンバリングって感じではないです。
積み残しの謎にはあまり動きがなく、次回作に持ち越しですね。
メアが何なのか、ヴァンの変身が何なのかは不明。

ゲネシスに関しても、少しチラ見せくらいで、じゃあこれは何を目的にしたものなの?あたりは分からないです。
ゲネシスで何ができるか、の一端は分かったかな。

今作の事件ももちろんゲネシス案件なので、黎の軌跡ではあるんですけど。

あと本編らしい(?)新情報としてはカトルの過去くらいかなあ。

スウィン&ナーディアが単なるゲスト出演じゃなくて、がっつり主人公格っぽかったのには驚きました。
まさかヴァンさんとは別行動で、首都ルートを担当するとは…!

嘆くナーディア

まあ、だからこそ創Ⅱっぽいんですよね。
シナリオも結構、庭園の後片付けに寄せてくるので、そう思っちゃったのはあるかもです。

数は少なかったですけど、コネクトイベントはどれも良かったです。
本編じゃなくて良いくらいの内容だけど、やり取り見えて楽しくて良い案配でした。
姉兄弟子と月見酒は良かったなー!

軌跡はね、キャラが好きなんですよねー、やっぱり。
それぞれの関係性が見えたり、仲良くなったりが好き。
あなた方、実は繋がってたんですね…みたいのもいいよね。

というわけで、新キャラ双子も好きです。
特にヨルダがいい。ローテンションロリはよいもの!
イクスはハイテンションで割とうるさいんですけど、だからこそ2人の対比がいいなと思いました。

それと、モブ会話は相変わらず楽しいです。
ルームシェア3人組がいなくなってて、だいぶやきもきハラハラしてました。
前作でジェス怪我してたじゃん!?
でも、最後に出てきて再会しててくれて良かったー。
元通りとはいかずとも、仲良くしてて、本当に良かったです。

レビュー②:追加要素は難点もあり

今回、ADVみたいなシステムが採用されてるんですけど。
分岐があって、間違えたら特定の選択肢に戻ってやり直すみたいなね。

最初はわくわくしたんですけどー。
でも「ADVみたいな」だけで、別に自由度ないんですよねー。
好きに戻ったり進んだりはできないのです。

それなら別に分岐見えなくても良かったかな…みたいな気持ちになってしまった。
なんだか中途半端。
展開がワンパターンなのはまあいつもの軌跡なので良いとして、なんかね、中途半端。

いや、このADV風要素も、次回作の黎Ⅲでもっと活用されるのかもしれません。知らんけど。

あと、今回のミニゲーム系もなんか、全体的にストレス高めでした。

ハッキング、なあ。
これも最初は目新しくて「おっ!」と思ったんですけど、結構だるかったです。
めんどくさいなーと思いながらやってた。
1マスずつ動く感じは昔のRPGダンジョンっぽいのかも(昔のダンジョンRPGは別にダンジョン探索部分はサブで、メインは戦闘とかなので、単体で楽しむものではないですが…)

FIOを操作するみたいなやつもあったんですけど、狭い場所での上昇下降に慣れなくてストレス。
そういうゲームを軌跡でやりたいわけじゃないので…みたいな。
(風船回収は面白かったので、あのくらい上下移動できると楽しいんだな)

結局この辺りも、ADV風と同じで、自由度の低さがストレスなのかなと思います。

アイテム使ってメアやFIOをカスタマイズしたら、敵を妨害できるようになるとか、移動速度がアップするとか。
ボタン入力を素早くこなしたら敵が減るとか。
そういうのがあればまだ良かったのかも。

自由度が低いといえば、シャードガチャも、ずーっとボタン押しっぱなしでただ待つだけなのがなあ。
セピスやクラフト強化石は欲しいのでやらざるを得ず。
ただコントローラー持ってぼーっとしてる時間はもはや「無」の気持ちでした。
……演出飛ばさせてほしい!

カードゲーム、バスケ、クイズあたりは普通に楽しかったかな。
カードは運ゲーだけど、閃のVMみたいなデッキバトルタイプじゃなくて、UNOみたいな感じなので、まあこれはそういう設計のカードゲームってだけですね。
学藝祭ではカードなかなか勝てなくて「あー!」ってなってました。

釣りは楽しかったですよ!
シャードサーチで良い釣り場を探して大物釣るのはいいですね!
実は、Aサイズ釣るアチーブメントがあるのに最初気づいておらず、とりあえず全種類釣ればそれでいいんでしょ、とばかりにBサイズばかり釣ってまして。後から慌ててました。
(終章段階で3匹足りず…シミュレーターがあって良かった)

あとは、戦闘関係の追加要素も良かったです。
クロスチャージとクイックアーツ、Exチェイン。どれも良かった。
ハイスピードモードにしてるとなかなかクロスチャージできなくて笑っちゃったり。
(そういう場合はフィールド戦闘のスピードを下げましょう)

メルヒェンガルテンはさくさくできましたので、そんなに負担ではなかったかな。
創の領域に比べるとらくちんでした!
トラップエリアもないしめんどくない。

タクティカルボーナス5.3

これはタクティカルボーナス4.0を達成しようとして5.0になった謎の画です。
メルヒェンガルテン16層。
たぶんこれ、達成しやすくなってますよね。ありがたい。

ネタバレ感想

ここからは後半~終盤、ネタバレ気味です。
割とがっつり画像もあるのでお気を付けください。

それぞれの正体

ガーデンマスターに関しては「ふーん」くらいのテンションで見てたんですけど。
アルテラ&ゾルガの正体は直前まで察することもなく、ぎりぎりまできて「あっ!?」ってなってました。
そう考えるとそうだわ!

アルテラの口調がうまいと思います。
そうなんですよね。確かに口調も一緒なんだけど、全然気づいてなかった。
これ察しがいい人ならすぐ気づくんでしょうね。

ゾルガもCも全然思い至らなくて、ラスダンで戦闘前の会話で「馴染みがある」みたいなこと言ってる時になって、やっと気づきました。
あなたが出てくるっていう発想はなかったわ。

ラスダン前後

反省を求めるアニエス

アニエスは可愛いなあ。

ここのヴァンさんめたくそに言われてて笑う。
迷惑かけないようにこっそり行こうとする、このへんの行動は、リィンとも似てるんだよな。
なんか主人公達どうも類似行動取りがちですよね。

ヴァンさん大人なんだからもっとずるくしても良いのに。
ティーン達はともかくアダルトは連れてっても良かったのでは?
まあどうせみんな来るから一緒なんですけどね!

お久しぶりのラピスは、ラピス節全開で良かったです。
コスプレ感は否めないけども。
本人が特になんとも思ってなさそうなの、若干雑でラピスらしくていいな。
ローゼンベルクの誇りはどこにいったのか。
人形じゃないからノーカンなのか。

2代目Cさんは……正体隠す気、ある?笑
せめてボイスチェンジャーくらいつけといても良かったんじゃない?
喋ってくれて嬉しいんですけど!

2代目Cとの通話

ゾルガに気遣い見せてくれるの、キャラじゃなくない?などと思ってしまいました。ごめん。
いや兄系キャラですし、面倒見は良い方ではあるんでしょうけど。
目的のために手段を選ばない側面ばかり印象に残ってるからか笑

あと彼の正体が周知の事実っぽいのは、なんかもうちょっと隠して欲しい気持ちになる。
まあ、ルネは職業柄、エレインもA級だし、ヴァンもまあ…と理屈はつくんですよ。
でもなんかもうちょっと!隠して!

ラスト、シズナとダンスするアーロンがちょっとやな顔してたの、とっても面白かったです。

いつもからかう側のアーロンですが、シズナはさすがにちょっと…なんだね。微笑ましい。

メルヒェンガルテン追加ボス

追加ボスさんは正直よくわからなかったです。
写本が…なんだって?

外典自体もそもそも魔王本体ではないと思うんですけど。
その外典の、写本で?
さらにその写本そのものですらなく、ただの情報再現ですって?
という理解で合ってるのだろうか。

なんにせよ「……何と戦わされているんだ?」って気持ちになって逆に面白いような気もします。

前作ラスボスは苦戦した記憶がありますけど、こいつはそんなでもなかったです。
ヴァンさんでヘイト取って盾を張るととっても安定するので、それさえできれば問題なし。
(前作ではヴァンさん取られたのが問題だったので…)

追加ボスとのやりとり6

しかも何だかまた出てきそうな素振りを見せてくるし。ははは、こいつめ。
どうぞ安らかに眠っててください!

キャラ&キャライベントについて

レン

レンが多重人格者っていうイメージはなかったのでびっくりしました。
レンちゃんは属性が多いなあ。

レンのお話は空~零で綺麗に終わってると思ってますが、おまけボーナスシナリオが黎にも入ってくるのは、まあ、これはこれでよし。
学園で青春らしい雰囲気なのも感慨深いですね。

それにしても。
パテル=マテルはずるいが過ぎませんか?
でもレンが嬉しそうなので「レン…!良かったね…!」という親目線になってしまう。

シズナ

ぐいぐい絡んでくるの可愛い。
ヴァンに厄介者扱いされてるのも可愛い。
エンディングで、ひとりだけ上から逆さまで垂れ下がってくるのもとっても可愛い。

キャライベントにて、老師まさかの真実が出てきて驚きましたね。
まあそうでしょうとも、っていう感じもありましたが。

大陸東部も気になる。

※ところで、アネラスちゃんはきっと知らないですよね…?完全に表の世界で生きてる系少女だよね?放浪じいちゃんのようなのでそんなに一緒にいないのかな。

カトル

前作での予想(「……しになんてなりたくない」)が当たってたのはめちゃくちゃ嬉しかったです!
暴走カトルに殺されたところは正直だいぶテンションあがった。

カトル幼少期

最後のコネクトイベントは、うん。
まあ…そういうこともあるよね!
でもちょっとあのビルで配信やるのは度胸あるな。
ていうか見た目がまんまなので、普通にそのうちみんなにばれると思うの。

カトレアちゃんに関しては、両性キャラは両性だから良いのであって、みたいな複雑な思いもあって、悩ましい(キャラ萌えの話です)
どちらにも寄らずに、奇跡のバランスを保ったままで、これからも生きて欲しいな!

その他

アニエスの展望台エピソードとか。
フェリの的確な追いつめとか。
アーロンの成長が見えるとことか。

うん、最後のイベント、どれも良かったなあ。
セーブデータ、別に取って残しておけば良かったかも。

すーなーの学園ものもね、良かったですね~。
ずっと学園に通うのは彼らのイメージじゃないけど、今回みたいな単発ミッション的なのは良いな。
最後、仲が進展した感じなのもよきです。

ところですーちゃんの格好、今回ちょっとロイドっぽくないですか?
なんだろ、黄色が入ってるからでしょうか。
すーちゃんはまだまだ陰の者だと思ってるので、陽の者代表のロイドさんめいた格好は少し違和感があって笑っちゃいました。ふふふ。

次回作への引き

この“その時”はアニエスが言われてた「ゲネシスを取り戻せ」のリミットだよなあ。
次回で黎はラストのようなので、どうなるかわくわくですね。

蛇足

黎Ⅱ、いつも通り、発売日には買ってたんですけど…。
ネメス島の最後のダンジョンに入ったあたりで中断してしばらく経ってしまいました。

プレイ中断してる間に、PS5が我が家にやってきた(!)ので、以降はPS5でプレイ。

ところが、PS5○×問題に慣れるのに結構時間かかってしまいまして。
※PS5は洋ゲー準拠で、デフォルト設定だと決定が×でキャンセルが○、というやつです。

「これはコマンドバトルで慣れた方が良い!」と気づき、黎Ⅱ再開する前に、放置してた創の追加領域をやってました。

今更これ見るの?感もありましたけど、エレインやシズナの描写を今になって見るのもなかなか新鮮で、今だからこその楽しみ方ができた気がします。

対リィンの、シズナの強キャラ感たっぷり描写も楽しいですね。あれでリィンも強キャラなのでね。
考えてみると、オーレリア校長も要素としてはシズナと似たキャラですけど(銀髪女性、強キャラ、ふざける時はふざける)
校長はあれできっちり気高いので、茶目っ気に振ってるシズナとは雰囲気違いますよね~などと思ったりもしてました。

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